岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

西部劇の冬

2021-03-10 18:14:02 | いなか暮し

 東京では桜を指折り数えて待ってるころ、岩手の春はこれから始まる。
 日当たりのよい土手ではフキノトウが日増しに大きくなって、今夜は「バッキャ味噌」が酒の肴となりそう。
 その日、仙台駅がデートの約束の場所 二人で駅前に出て映画のポスターが目に留まった。
 話題の西部劇「ウィンチェスター銃73」・・・仙台ではもう上映されているんだなーと思いつつデートの話題は映画、ポスターが気になり西部劇に誘った。
 彼女にしてみたら、もう少しロマンチックな映画を見たかったはず、映画が始まったら彼女そっちのけで見入ってしまった、あの時、やさしく手でも握ってやれば、あるいは歴史も変わってたかも・・・・。

 子供のころから見始めて、ベテラン後期高齢者となった今も映画、特に西部劇は大好きである。
 秋の取入れが終わったころから冬の間はもっぱら、西部劇三昧、レンタル店の奥まった狭い棚にひっそりと、むかしの西部劇が並び,7泊100円の格安でDVDが借りられる。
 見た後に深刻に考えさせられる様な作品や、やたら殺す,傷つけるマカロニウエスタンもお断り、軽快なラッパの音ともに現れる騎兵隊、砂塵を巻き上げて疾走する幌馬車、奇声を挙げながら迫るインデァン、どこまでも青い空、荒野の街でガンマンの因縁の対決、勧善懲悪そしてハッピーエンドが良い。
 50、60年代に人種の取り上げ方に問題があったのか、かっての勇ましい西部劇は少ない。
 この冬もよく見た。もう5、60年以上も前の作品だろう。「荒野の7人」「幌馬車」「三人の名付け親」・・・昨今の映画に見劣りしない。
 最近BSプレミアムもびっくりするほどの名作が放送される。
 最近、「リオブラボー」が放送された。2㍍近い大男、ジョンウエインがライフルをおもちゃのように扱ってのアクション、「リオブラボー」なんてもう何回見たことだろう、それでも見るたびに感激している。

 3月の初めに咲き始めて、今は色とりどりのクロッカスが咲いている。
 日差しも明るくなり、やがて田んぼや畑の仕事が待っている。
 西部劇の冬も、今シーズンはおしまい、秋になったらまた、ジョンウエイン、カークダグラス、リチャードウイドマーク、ジェイムススチュアート・・・・(若い人たちは御存じないだろうな)を楽しみに仕事に精出すとしよう。


 

コメント
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