かって(?)親孝行ということばがあった。
年の暮れは大掃除の季節「破けていないからまだ良いよ」と言う老いた母のために障子を張り替えてやった。
「やっぱり、明るくて気持ちが良いよ」母は喜んでいる。
古希にもならんとする息子が90歳の母のために障子を張り替えてやる。
なんと美しい親子愛、親孝行・・・・・・が、しかし
なんと美しい親子愛、親孝行・・・・・・が、しかし
今から110年ほど前の1900年(M30)の平均寿命が44歳、それから50年経て1950年(戦後のS25)にようやく60歳を越えた。
いまや男女平均で80歳を越えて、2100年ごろには日本人の平均寿命が92歳にもなるという国連の予測もある。
その頃になったら古希70歳の親孝行どころか90歳の息子が110歳の母の肩を揉むという孝行も夢ではないかもしれない。
その頃には古希なんて、はなたれ小僧かもしれない。