岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「堰はらい」

2007-04-10 08:17:42 | 田舎暮らし

Cimg2159 釜石線をNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」列車が走る。我が家の視聴率は100%

 水系を同じくするグループで5~10人位ずつで用水路の堰を払う(堰上げとも)。
 水路周辺の枯れ草を取り除き水路の底にたまった土砂をすくって水が流れやすいように手入れをする。田んぼに水を引く前の大事な作業は4月始から各地で行われる。
 うららかな春の日差しを浴びながら世間話をしながらの共同作業は楽しい。

 よどみには冬を越した「どじょう」が沢山いる。水路の手入れをしながら何人かはせっせと「どじょう」採りに励む。午後、日差しが高いうちから畦に腰掛けて「どじょう鍋」に舌鼓。お酒も入って賑やかな笑い声がひびく。    ・・・・・この風景も数年前までの話。

 用水路はパイプラインとして地中に潜り、排水路は三面コンクリート、便利になったので「堰はらい」は昔の話。「どじょう」や鮒、はビオトープと呼ばれる施設にいる・・・・筈。

 集落の田んぼや水路といった施設は今、農地・水・環境保全・・・・云々の施策で守ることになった。

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「ブラクチョウ ①困ったこと」

2007-04-01 09:06:56 | 田舎暮らし

Cimg2153 植物好きの妻は旅行の度、記念樹を買う。この春は能登で「あすなろ」 
 あの美しい能登、今回の災害にお見舞申し上げます。一日も早い復旧を。

 「ブラクチョウ」拝命 早速困ったこと。
 集落ではいつごろからか「何はともあれよろしく」の意味で新年会や総会に「志」として酒を持ち寄る習慣があり50戸ほどの集落で一回の行事で30~40本程の酒が集まり年間100本ほどの酒、各団体が会合の都度、誰が飲んでもかまわない。
 これだけの酒も最近まで需要と供給のバランスがとれていた。

 昨年度、史上初、このバランスが崩れ大量の酒が持ち越されてしまった。
 さらに5月1日の火防祭にも大量に集まる可能性もあり対策を急がねば・・・・「志」の性格上、断るわけにもいかないし一定量は必要。
 とりあえず身近な人たちには酒に代わってビールや焼酎を検討してもらうことにした。

 「良く飲む集落」と名高い。
 「良く飲んだ会合」にこそさまざまな意見が出され問題が解決されるケースが多いが昔元気な60~70代もさすがに飲む量が落ち込んだ。
 会合自体も減ってるように思う。おまけに若い連中はビールだ ワインだ 焼酎だと日本酒はあまり飲まない。
 かって何は無くとも酒があれば人が集まる時代があったが・・・・・

 

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