※写真うららかな春、暖かい日差しを浴びて稲はすくすく成長する 米を作ってる農家なら自分の米が日本一と思ってるはず「岩手の頑固親父」もその一人である。
我が家の田んぼの米は農協出荷が殆どだが北海道、岩手の沿岸部、近所の特に新しい住民におすそ分けしている。
お客さんの一人から、県内の「知人から送られた新米が不味くて」と言われ それでは、犬用にするからと我が家の米と交換し喜ばれた。(せっかく送った知人の方、ごめんなさい)
自慢の「ひとめぼれ」を分けてるお客さんから「カメムシ」が・・・指摘され調べてみたら一握りの米に一粒あるかないか茶色や黒っぽい米粒が見つかった。1000~2000粒に1ヶくらいか。
夏、稲に穂が出た直後にあぜ道の草に潜んでいた「カメムシ」が穂の中の汁を吸う。その傷跡が茶、黒っぽく残るのである。穂の出る直前には畦の草を刈り、きれいにしていたのにいくらか残った「カメムシ」の仕業。 もちろん衛生上の問題はない。
すでに販売したお客さんが心配になり恐る恐る電話してみたら
やっぱり「ありました」・・・・・と「でも日本テレビ系毎週日曜夜放送の「ダッシュ村」でカメムシの食害痕は減農薬の証拠と言っていたので気にしてません」
「美味しいお米をいただいています。ありがとうございます」逆に励まされてしまった。
とはいえ商品であり、生産者の責任である。倅の会社休みをを利用して特大の冷蔵庫で保管しているお米を全部取り出し、近くのカントリーに運び込み色彩選別してもらい、「カメムシ」は勿論、着色した米は取り除いた。
経費は結構かさむが、美味しいと言ってくれるお客さんに、これで 自慢の「ひとめぼれ」を自信を持って届けることができる。