岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「古いミシン」

2022-03-06 09:24:06 | いなか暮し

 早春に時折みられる光景、暖かくなる日の朝、畑に残った雪と、外気温との差のなせる技だろう、隣の家も見えないほどの濃い霧が出て、やがて日が指して気温が上がるとすぐに消えてしまう。
 近くのショピングセンターでミシンの出張修理があるから「持って行って・・」と妻からのお願い、
数日して修理終わったミシンを届けてもらった。
 on、off表示も、かすれてしまうほどのミシン、「丁寧に使ってもらってますね」とミシン屋さん、古いと言っても取説はCDだから、骨董でもないはずだが、なにしろ冬の間、ミシンはこたつの上に鎮座したまま、リフォームとかなんだそうだ、古着を作業着に改造したり、近所の婆さんたちの分までやってる。
 今日は友達へのプレゼンントとか、カバンを作っている。そして布切れやボタンを買いに出かけたり・・縫物が一段落すると今度は花つくり、花は年中切らさない、それもすべて自分で種から育てるから、玄関だろうが居間だろうが鉢を置いて、冬に花を咲かせて喜んでいる。
 雪どけになると、去年の秋に畑に活けておいた大根やキャベツを土の中から掘り出す、土中に活けておいた野菜は雪の下で息づいているから甘みが増して美味しくなっている。
 花つくり、野菜つくり、合間にはリフォームと年中忙しく動き回っている妻、金婚は、とうに過ぎてダイヤモンド婚にも近い。数えきれない苦労の数々に金メダル、心から感謝している。
 まさに村田英雄の「夫婦春秋」の世界と自負している・・・・が
 朝ごはん終わって、コタツで向き合うと、なぜかイライラするのはどうしてなんだろう。

 修理終わったミシンは今日も快調に動いている、もっとも修理のお代も”びっくり”だった。

コメント
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