年の初め、決まって同じ人からいただく御年始
僅か2,5㌢ほどの、小さな小さな七福神と招き猫、金色の小判の入れ物に鎮座しておられる。小正月も過ぎたのに誰も中の飴を取り出さない。
昔の人だから92才と言うのは、数え年の事だろうとは思う、腰も少々曲がってはいるが元気に農業に励んでおられる。
昨年暮れの免許更新、認知機能検査も難なくパスして新しい免許証を手にしたと言う。
更新の講習を受けた自動車学校では先生方が感心して喜んでくれたと、
高齢者の仲間入りして間もなくの免許更新で、不甲斐ない点数で通過したわが身としては恨めしい話である。
冬の農閑期で暇を持て余すこの頃、脳の退化を抑えよう・・・・
成長とともに使うゲーム機も、より高度になり、今では使わなくなった初期のゲーム機を孫から借りて、心機一転脳トレに挑戦を始めた。
一桁の足し算、引き算が上から次々に出てきて下から消えていく、消えた答えを書きながら、上からの問題を記憶する。
かと思えば簡単な童謡、フリガナのついた楽譜を見ながら鍵盤を押すが、中々本来の曲にはならない、と思えば
動き回る、難しい漢字を大急ぎで次々に書いていく
そうした結果がすぐに点数で現れ、合格点以下だとやり直し、ランク据え置き、ようやく合格点に達すると更に難しくなる。
翌日、ゲームを開くと何日目、何時間目ですとプレッシャーをかけられる。
この程度の点数では、次回の更新は赤信号、免許返納を迫られるかも・・・・・と更に焦る。