岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

情報交換

2019-10-08 16:23:42 | いなか暮し

  稲刈の終わった田んぼに”ひこばえ”が、いっぱい生えている。
 暖かな地方では”ひこばえ”に実がつくらしい。
 ”ひこばえ”に稔ったお米を食べると長生きすると言うらしいが岩手では稔ることは無い。
 暖かと言っても岩手の山々にはまもなく初雪が降る。

 朝から良く晴れた日、稲刈りには上々の天気。
 おやつを持って田んぼに出かけた。何日か順調に稼働し稲刈りも残りも少なくなった。
 ん、??コンバインの調子がおかしい、いじり回しても駄目。
 機械屋さんに電話して往診を頼む、「こりゃ、駄目だ、入院して修理です」「そんな・・・・」
 トラックに積まれてコンバインは修理工場行。
 翌日、「こことここが壊れて部品待ち・・です。」
 「それはそれとして、新しいコンバインはどうですか?」丁寧にもパンフレットまで持参、「いや今回は修理を」
 続く好天で周囲の稲刈りはどんどん進む。イライラしながら、ここはじっと我慢!
 夕方、同じ集落の知人が、晩酌が大分入った口調で「明日、お前んとこの稲刈りに行くから、その積りで・・・」用件のみの短い電話。
 故障したコンバインが修理のためにトラックに積まれていくの見かけて助け舟を出してくれたようだ。
 翌朝には田んぼにコンバインを移動し、残りを2日間で刈取り、雨の前に稲刈りを終わることができた。
 その話を聞いて、家でも稲刈りが終わってたし困ってることを言ってくれたら、手伝いに行けたのにと言う人が数人、ありがたい事である。

 各農家で所有する農機具は恐ろしく高価、おいそれと更新も難しい、もっと近隣農家で話合い、共同で作業するなり、機械の共同使用して機械投資を減らさなければ農家は苦しくなると言われて久しい。
 稲刈りを手伝ってくれた知人とそんな話をした。
 一線を退いた高齢農家は意外と近くの農家の出来事に疎い。
 早速、「高齢農家同士で情報交換会をしよう」夕方に集まると当然、お酒となる。
 それが単なる「酒飲み会」になるかもしれないが、その中にいろんな情報が詰まったいる。
 
 

コメント
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