岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

胡四王神社蘇民祭、~46回

2018-12-23 15:09:34 | いなか暮し

 師走、今年も残すところ数日、我が郷には年明け、1月2日9時から行われる
  胡四王蘇民祭を知らせる看板や旗が目立ちます。
 1月2日 9時頃~ 麓、社務所前で 餅つき、祈年祭
      水垢離 に続いて裸詣りは、小、中生、厄年連を先頭に、雪の参道を松明片手に、一気に山頂を目指します。
      その頃、山頂神楽殿では蘇民の由来を伝える、胡四王神楽「天王舞」が舞われます。
      11時頃~浄火祭に続いて、狼煙を合図に蘇民袋争奪戦が始まります。

 
  胡四王神社蘇民祭は、慶応年代から始まったとされるお祭りですが、戦後一時中断していましたが46年前の昭和49年、地元の2、30代の青年が参加する胡四王氏子青年会が中心となって復活しました。
 当時、蘇民の経験のある先輩が達者で、又、各地の蘇民祭に参加している仲間もありましが、まだまだ、ノウハウや資金に乏しく、今でこそ5、60人もの参加者のある裸詣りも、開催当初は僅かに4人。
 蘇民祭主催を経験する隣町、石鳥谷五大堂地区や水沢、黒石地区の助言や、地元テレビの放映などもあって、復活2、3年後には、すっかり、人気のお祭りとなり、昭和59年には、お祭り復活の功績を認められて、全国表彰も受けました。
 その後、市内の小学校2、3年生対象の、社会の副読本に「郷土の受けつがれる行事」として胡四王蘇民祭が取り上げられたこともあって、その頃から、裸詣りに小、中学生の参加も増え、平成23年には、日本のはだか祭りを取材、記録を続け、そのH・Pには、数千万回のアクセスを誇る、東京WA☆DAフォトギャラリー 「日本の裸祭、第127集」に紹介されたこともあって、海外からの参加者も。
  現在、蘇民祭を主催する、岩手県南地区の10数団体が協議会を結成し、各地の蘇民祭への選手派遣、後継者の育成などを図り、その先にはユネスコ無形文化遺産の登録をも目指しています。

 毎、日曜ごとの青年会の人たちの出動で、準備も万端、お祭りのロケーションには欠かせない雪も年末には、寒波、雪の予報、 毎年参加の、ハワイ在住の菅原氏からも 「必ず行きます」と早々に連絡が入りました。
 どこのお祭りもそうだろう、祭りが近づくと、「なんぼになっても、血が騒ぐ・・・・」
 

 

コメント
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