岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

種場 たねば

2016-06-13 17:20:44 | いなか暮し

                     

   5月14日に田植        2週間後          凡そ1ヶ月後、6月11日
  順調にぶんけつが進み日ごとに逞しく成長している。

 この田んぼは通称「種場」と呼ばれる。
 地区内には80ha余りの種場(種子圃場)があり55戸の農家が手を込めて340トン余りのお米の種を生産している。
 340トンの種は1万㌶もの田んぼに利用され来年秋には50~60万キロのお米となり、そのお米は90~100万人もの人たちの主食になる。
 100万人、日本国民の1パーセントもの人に供給している計算

 それだけに種場の管理は大きな責任を伴う
 多品種の混入は絶対に防ぐことは第一、他には
「ばか苗」の発生にはピリピリ、苗が異常に生育徒長し、倒れやすくなり、ぶんけつが減り収獲に大きな影響を与える。
 一本の「ばか苗」は胞子を風で飛ばし感染被害が大きく広がることから一本の「ばか苗」が発生すると、その周囲、半径200㍍は種子失格となる。

 苦労して育てたお米、種子が無事に、でき秋を迎えられるように暑い夏も手が抜けない。               

コメント
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