岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「屋号」

2007-06-12 07:11:22 | 田舎暮らし

Cimg2288  緑の美しい季節

 新しい住民や他所から嫁いだ人は屋号(その家の名前)は厄介らしい。世代が替わっても屋号は変わらないから名前より屋号が便利。

 色々の屋号がある。

 流れに沿って「田頭」 「上田」 「中田」 「前田」 「田の下」 「田尻」

 地形に合わせて山際には「山根」 流れが集まる「谷地」 「沢田」 橋の側には「大橋」 「橋本」 変わったところでは初穂伝説由来の「初の実」

 本家が「上」 なら分家は「下」 本家の西に分家を貰って「西」 東なら「東」 なぜか北と南という屋号は無い。”鬼門”に由来してるのかもしれない。

 本家から竈(分家)分けして本家の屋号に竈をつけた「百目木竈」 「沢田竈」新しい分家は「新屋」 

 水の湧き出るところには「清水下」 「磨清水」といった美しい屋号も

 初代の名前に殿をつけて徳蔵殿は「とくど」 子之助殿は「ねのすけど」

 氏神様が屋号になって疱瘡神社が「いぼ神」 熊野神社が「熊」 色々の屋号はその家の歴史を知ることも出来る。

 ちなみに我が家の屋号は「平」 排水に苦慮するほど平な場所が屋号になった?
都会から嫁いだ倅の嫁さんも屋号には苦労させられてるようだが

 『平の(大分、訛ってTyara・・)あねさん(嫁さん)』 と呼ばれて今では元気な声で『ハーイ』 

コメント (3)
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