※ 小さな祠 先人は何を祈ったのか。
いまだにお賽銭が見られる。
集落の鎮守、八幡様や胡四王神社には奉納された何体かの獅子頭(権現さま)がある。古くは慶長年間の銘があるから400年も前のものもある。
獅子頭が古くなるにつれ御衣裳だけは更新される。
御衣装お召し替奉納は多くは家内安全を願うが八幡様で見た御衣装には70年前
昭和十二年 支那事変従軍 武運長久
谷川○○門 菅原○○門 菅原○○吉
お国のために出征する三人が無事帰還を祈って連名で奉納したものだろう。
目を覆いたくなる事件が多い。
一関では住職とその母親が、数日後には宮城県で挙式を控えた若い女性が殺された。福島では殺害した母親の首を持参で出頭した少年・・・・・考えられないような事件が都会から、のどかな田舎にも広がっている。
お国のためと鎮守の神様に祈って出征した大先輩たちもこの惨状に嘆いているに違いない。