10月6日から7日にかけて岩手県は数年ぶりの強風、豪雨と大荒の天候だった。列車は止まり各地で通行止め、秋の三連休初日の催し物やイベントの多くは中止や延期を余儀なくされた。
ここ2,3日ですっかり終わる予定の稲刈りは中止、田んぼは水浸しになったが農作業が出来ない日は思いがけなく楽しい休日でもある。テレビ三昧で過ごした。ハイビジョンで「北アルプス」を堪能しその夜は「寅さん」を楽しんだ。
雨が上がった翌日、居久根と呼ばれる屋敷林の杉の葉が強い風に飛ばされて屋敷いっぱいに ※写真 散乱、足の踏み場もないほどになっていた。屋敷内の草むしりや掃除は年老いた母の仕事だがこれだけの杉の葉ではまかせてもおけず家族総出で片付けた。いっそ、杉の木を倒せばと思うこともあるが冬の吹雪のときなど強風から建物を守ってくれている防風林でもある。
片付けた杉の葉が乾いた頃には秋の取り入れも終わり、籾殻を蒸し焼きにして良質の肥料にする燻炭(くんたん)焼きの煙と杉の葉を焼く煙が一緒に里に流れる。燻炭の中にはアルミホイルに包んだサツマイモが入っている。熱々の焼き芋を食べる頃には風花の頃でもある。
そう言えば大雨の7日は「岩手の頑固親父」の誕生日でもあった。
高齢者の仲間入りまであと、数年・・・・・・・・・