赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

岡本民家園

2002年11月04日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法
今日もまたお天気が良くて、ふと思い立ち、写真を撮ってこようと自転車で30分ほど行ったところにある「岡本民家園」に行ってきた。ここにある藁葺き屋根の民家や蔵は江戸後期に建てられたものだそうだ。すでに200年が経っている。今から20年ほど前に近くの農家が家を新築する際に「区」が買い取り、ここに移築してきたと聞く。民家園には、区の職員が常駐していて管理にあたっている。囲炉裏では薪がくべられ鉄瓶のフタがちんちんと音をたてていた。暖かな囲炉裏端に座っていると、いい気分になり眠くなってきたので、そこを離れ庭に出てみた。蔵の南側の白壁に写って揺れている木立の陰を見ていたら頭の中でシューベルトの「冬の旅」が鳴り出した。
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