銚子・角巳之・三代目

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実食(中落ち)

2021年09月22日 | 日記・エッセイ・コラム

マグロ副産物についての連載が続いております...。そして実食記...。本日は最も馴染み深いで
あろう、中落ち...。本日のマグロはキハダマグロ。銚子港水揚げ(巻き網船による水揚げ)で
あります。銚子では中落ちと言うより、骨剥がしと表現する方が多いかと思います。

副産物(この、中落ち含む)は誰のものか?ということですが、一般的にはマグロを購入した
人のもの...。故にこの部分をどうするかは、セリ落とした方の自由...。販売するも良し、お裾分け
にするのも良し...。ただし手間掛かります。お裾分けとしても価値分かる人にのみに...。

肉もマグロ同様、骨の周辺が美味しいと言われてます。最近は一般的であろうと思われますが、
中落ちカルビ...など。この部分、あばら骨とあばら骨の間にある肉...。米国名リブ・フィンガー
確かに指一本分くらいの横幅です。こちらも手間が掛かる...。焼肉屋さんでの値段はこの手間かと。

マグロ、肉ともに中落ち...。お金を払えば、食べられるのですが、そこに行き着くまでの工程を考慮
したいものです。手間が掛かること...。因みにご馳走の、馳走とはお客様をもてなす食材を集める
ためにわざわざ馬を走らせた...と。美味しい、まずいの前に、それを作った人が見えるか否かです。

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