商社...ということを、植物とミツバチに例えてここ数回掲載させて頂きました...。花は勝手に
咲くのではなく、受粉の結果咲くのであって、それには風まかせもあるでしょうが、多くは
ミツバチなどの昆虫を媒介としているのです。これは普遍の原理であって人の営みも同じかと。
コロナ禍にあり、新たな生活様式が求められる時代にはなおのこと、求められるのは新たな
時代に対する好奇心や使命感と、勝手にそう思っております。特に加速度的に過疎化の進む
地域には。毎回同じ話、暗い話、回顧(昔は良かった)...ばかりではミツバチは機能しない...。
世界の食料の90%を占める100種類の農産物のうち、70%はミツバチが媒介している
という記事を見ました。そのミツバチが現在、危機に瀕しているそうです。農薬被害で...。
農薬で生産効率が上がるはずが、結果媒介者を殺し、生産活動そのものをダメにする...。
かつて商社不要という農薬が撒かれました。現在の多様性、持続可能性等の議論にも繋がり
ますが、部分を不要として全体をダメにしてはいけない(抽象的ですが)。地域商社は、
地域のミツバチであり、最も重要なのは好奇心や使命感..。結果は後から。ということで...。
佐野さんの作ると売るの間のミツバチのように機能ある商社活動に期待します。
つくる側、売る側のあたりまえは、意外と食べる側、使う側には的確かつおもしろく伝わっていないことが多いのかもしれません。花によって蜜は香りも色も異なるように。