花オクラ
写真は花オクラ。ネバネバ野菜の代名詞、オクラの花と思いきや、オクラとは別の、花オクラという植物なんだそうです。おなじみのオクラはあの緑の実の部分を食し、花は食さないのに対して、花オクラは花を食し、実は食さない。どうして?という事ですが、オクラの花、花オクラの実は美味しくないからなのだそうです。美味いとか不味いとかというのは人間の勝手。すべからく地上に生を受けたものには何らかの生存理由があります。花が美味いと言っても根がなければ育たないし、実が無ければ次世代に繋ぐ事は出来ない...。花オクラの別名はトロロアオイ、確かにトロロのような所感と、形も葵(あおい)に似てなくも無いような....。花オクラの花をちぎって、キュウリなど夏野菜(食べたのは2週間ほど前です)と一緒にポン酢で食べました。生まれて初めて食べたのですが、不思議な食感と味でありました。で、美味いか?と聞かれれば確かに美味い。栄養も豊富だそうです。生産のプロに囲まれた生活をしていると、次から次へと知らない事に遭遇します。それがまた新たな好奇心となって、地域や自然や食べ物を深く考える一つの動機になっております。