銚子・角巳之・三代目

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花オクラ

2007年10月04日 | 

Img_1702_2 写真は花オクラ。ネバネバ野菜の代名詞、オクラの花と思いきや、オクラとは別の、花オクラという植物なんだそうです。おなじみのオクラはあの緑の実の部分を食し、花は食さないのに対して、花オクラは花を食し、実は食さない。どうして?という事ですが、オクラの花、花オクラの実は美味しくないからなのだそうです。美味いとか不味いとかというのは人間の勝手。すべからく地上に生を受けたものには何らかの生存理由があります。花が美味いと言っても根がなければ育たないし、実が無ければ次世代に繋ぐ事は出来ない...。花オクラの別名はトロロアオイ、確かにトロロのような所感と、形も葵(あおい)に似てなくも無いような....。花オクラの花をちぎって、キュウリなど夏野菜(食べたのは2週間ほど前です)と一緒にポン酢で食べました。生まれて初めて食べたのですが、不思議な食感と味でありました。で、美味いか?と聞かれれば確かに美味い。栄養も豊富だそうです。生産のプロに囲まれた生活をしていると、次から次へと知らない事に遭遇します。それがまた新たな好奇心となって、地域や自然や食べ物を深く考える一つの動機になっております。


オニユリ

2007年07月21日 | 

Img_1244 写真右下および左側、オレンジ色に咲く花があります。梅雨の久しぶりの晴れ間、犬吠埼の遊歩道を歩いてみました。そこで見付けた花。犬吠埼の怒涛が押し寄せる断崖に咲く花。何という花なのだろうと思って写真を撮り、花のお師匠様に確認したら、これオニユリ(別名:テンガイユリ)というそうです。同じ系統でスカシユリ、コオニユリというのもあるようですが、花の形、葉の根っこに珠芽(ムカゴ)と呼ばれるものが付くかどうかで判別するらしいです。私には今のところこの区別が付きません....。形状から察するにこれはオニユリで間違いないかと思います。さて、このオニユリ。太平洋の突端、犬吠埼の怒涛の下で、けなげに咲いているその姿に逞しさを感じました。台風でも来れば、この付近は人が立っていられるどころか、立ち入る事すらできない場所。そんな過酷な環境の中、どこかから飛んできたであろう種が、断崖に根付き、立派に花を咲かせております。どんな環境下にあっても花を咲かせるものも有れば、恵まれた環境下にありながら、あまりの快適さゆえに根腐れを起こし朽ち果てるものもある。人間も.....、と、思いながらしばし、自然の逞しさに見入っておりました。綺麗な鉢植えや切花も良いですが、自然の姿には人智を越えた感動があります。


カランコエ

2007年03月06日 | 

100_1257 写真はカランコエと言うそうです。原産はマダガスカルで、和名はベニベンケイ(紅弁慶)だとか。先輩のKさんという方が経営する理髪店にあり、綺麗なので写真を撮らせて頂き、名前を聞いたのですがなかなか思い出せない。カラカンカ、カラカナ....、すっかり忘れてしまったので花好きの知人に聞いたら、これカランコエですよ...。合っていたのは最初の“カラ”だけでした。実に様々な種類があり、小さくて可愛らしい花を付けるので大変人気があるのだそうです。開花の季節はちょうど今頃らしいです。この理髪店ですが、理容と美容の両方対応可能なのですが、写真のように店内は綺麗な花で充満しており、女性客が多いのが特徴です。花は無くとも人間の生死には関係ないのでしょうが、花の有無で“場”の雰囲気は大きく違って参ります。最近特に“場”づくり、とか“場”の雰囲気などという事を考えております。


カネのなる木

2007年01月26日 | 

100_1109 写真は俗に“カネのなる木”と呼ばれるモノ。アフリカ原産のクラッスラという植物なのだそうです。葉の形が小銭に見えるとか、若葉の時期に5円玉を挟むと、成長によってそれが抜けなくなり、あたかもお金を身に付けたような形になる事などが名前の由来とか。要するに縁起物。以前は商売をやられているご家庭に殆どあったのでは?と思いますが、最近は見かける事が少なくなったようにも思います。縁起物。それそのものに対する感覚が変ってきたのかもしれません。縁起物を紐解くと、地域の言い伝えとか、お祭りとか、そんなものに行き着いて行きますし、結局のところ地域が過疎化して、伝える相手が少なくなっているんだから当然と言えば当然の結果かも。と言いながら、“カネのなる木”はアフリカ原産と言う事と、実は綺麗なピンクの花が咲く。という事を初めて知りました。私も知らない事ばかりです。


葉ボタン

2007年01月11日 | 

100_1004 これキャベツですか?と質問し、失笑を買いました....。これは葉ボタンと言うそうです。キャベツと言ってもあながち間違いではなく、キャベツの仲間なんだそうです。アブラナ科の多年草で、今の季節が旬。12月から1月に掛けて綺麗な姿を見せてくれると言っておりました。欧州原産で日本には明治時代頃に入ってきて、公園等でよく栽培されているとか。そう言えば公園などで見かけた事があるような....。自然だ、花だ、食べ物だと言っても知らないことばかり。本当、勉強になります。


マンリョウ

2006年12月27日 | 

100_0935 写真はマンリョウ、生花のお師匠さんが庭に自生していたというものを形にしました。このマンリョウは“万両”に通じる事から縁起物とされております。良く似た形でセンリョウ(千両)がありますが、両者の違いは実の位置。マンリョウが写真のように葉の下に付くのに対して、千両は葉の上に実を付けます。木材メーカーさんのHPなどを見ると、これらマンリョウ、センリョウに“アリドオシ”という植物を加え、“千両・万両・有り通し”と掛け、商売繁盛などを願ったとありました。要するに縁起物。銚子の隣・茨城県神栖市はセンリョウの栽培が盛んです。来年は“千両・万両・有り通し”と行きたいものですね。


シクラメン

2006年12月16日 | 

100_0860 写真は冬の代表的な花・シクラメンです。有名な歌の歌詞にもなっているので名前くらいは知っておりましたが、今まで、そのシクラメンなる花がどの季節に咲いているのか?など皆目見当が付きませんでした。色はすべて真綿色、薄紅色か?....とも思っておりましたが、青や鮮やかな赤など、実に多くの種類が有ります。最近は野草から鉢植え、切花など師匠がおりますので、いろいろ教えて頂いております。この花、原産は中近東(トルコ~イスラエル)周辺、和名は篝火(かがりび)花と呼ばれているそうですが、地中海周辺ではブタノマンジュウ(豚の饅頭)と呼ばれているらしい。本当なら何とも無粋な話、どこが豚の饅頭で、どんな由来なのか調べてみようと思っております。千葉県内では温暖な気候を生かして花の栽培が盛んです。写真は旭市のシクラメン。東京の有名な花屋さんに出荷されているそうです。


秋桜(コスモス)

2006年10月30日 | 

100_0633 薄紅の~コスモスが~秋の日の~何気ない陽だまりに・揺れている~♪ 言わずと知れた さだまさしさんの名曲です。このコスモス、メキシコが原産のようですが、すっかり日本の(秋の)風景に同化しております。写真は何回か掲載しております、花筏(はないかだ:生け花教室)さんの店頭で見つけたもの。せっかく、まだ自然も残る地方都市で日常を過ごしている訳だから、野に咲く花や、生き物達、雲の形や、風の匂い...、こんな事を感じながら過ごしたい...。と何故か体に似合わずそんな事を思っております。最近、これまた以前掲載したA寿司店の若旦那の料理を食べる機会が有ったのですが、東京ではこの値段じゃ絶対に食べられないという質・量もさることながら、行く度に季節の花が飾ってあるし、旬の食材もすべてに一工夫。本当に参りました。若旦那は花筏さんで生け花も習っているらしい。“この花は美しい”と言う感覚と”この料理は美味しい”という感覚は根っこのところで繋がりが有るのでは?と感じています。膳を出す時、そこに並ぶすべての料理が一皿ごとに完成されているのではなくて、これは敢えて薄味に、これは甘めに...、食べながらこの意図は何だろうと思っていましたが、食べ終わった後すべてが分かりました。言葉無く、ただ幸せな気分になっていたからです。花もすべてが画一的で、同じ色だったら美しいと思うかどうか。薄紅色があったり、くすんでいたり、ちょっと欠けていたり...、でも美しいと思うのは何故なのでしょうか?人も同じかもしれません。ちなみにコスモスの花言葉は...、乙女の純潔だそうです....。(読んでいる方が吹き出しているのが目に浮かびます.....)


サイネリア

2006年04月13日 | 

000_0912 写真はサイネリア。印旛の直売所で購入しました。サイネリアの和名は富貴菊(ふうきギク)あるいは富貴桜(ふうきザクラ)と言うそうです。原産は大西洋カナリア諸島付近で、春を彩る花だそうです。何気なく店内を歩いていたら、この花が目に留まり、買って帰らないと後悔しそうな気分になりました(そういう経験、皆さんにもあると思います)買ってから春の花と知り、しかも富貴菊(桜)という縁起の良い和名。花言葉は“快活”とか“望みある悩み”だそうです。この花は赤、白、紫、青...と沢山あって、青の花言葉は“恋の悩み”だ、そうです。私を知っている方は吹き出して大笑いしている事でしょう。もっとも似つかわしくない言葉ですから....。せっかく買ってきたので大切にします。今年は花を愛でる心も養って行きたいと思っています。