RGBT法の何たるかも知らないで、賛同している国民も多いようだが、サンスポの先月二十七日付のネット記事が話題になっている。太陽生命が主催する女性アスリートの対談を行った、五輪出場選手であるアイスホッケーの久保英恵さんと女子ラグビーの中村千春さんが、トランスジェンダー選手の参加に異を唱えなかったからだ。
この記事を書いたサンスポの記者は、能天気に「トランスジェンダーの女子競技への参加禁止というのは、男性目線の一方的な考え方なのではないかとふいに感じた」と感想を記しているが、あまりにも浅はかである。
すでに、世界の一部では、それに反対しようものなら、マスコミやトランスジェンダーの団体から「差別主義者」扱いをされかねない。その点を考慮してコメントしていることを推察すべきではないだろうか。
アイスホッケーやラグビーは、まさしく格闘技と大差がない。激しくぶつかりあったときに、ダメージを受けるのはどっちか、少し考えたら誰でもわかるはずだ。
もし我が国でトランスジェンダー選手が出場できるようになれば、女性選手の側がケガ人続出ということになるだろう。そもそも体の構造が誓うのである。心は女性を自認しても、肉体は男性のままなのだから、やってみる前から分かり切っていることだ。
安易にLGBT法を推進すべきではなく、色々の制限を付け加えることも検討しなければならない。あくまでも理念法という考え方があるが、それはかえって危険ではないだろうか。どこまでも拡大解釈ができてしまうからだ。広島サミット前までの法案通過といった拙速だけは、何としても阻止しなくてはならない。
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