草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今の特定野党の質問では国会は盛り上がらない

2023年03月01日 | 政局
 NHKの国会中継が面白かったのは、自民党が野党の時代である。非自民連立政権も、民主党政権も、両方ともお粗末であったから、自民党の追及に期待が集まったのである。
 今の立憲、共産、社民、れいわの質問を聞いていると、政策論争でおざなりで、関係のない役人を怒ってみたりで、見せ場がつくれない。唯一期待できるのは、国民民主党、維新の会、N党の浜田参議院議員くらいである。colaboなどの不正疑惑に関しても、特定野党には、公金チューチューを批判できない何かがあるのだろう。
 我が国がかつてない安全保障上の危機に瀕しているのに、国家機密であるトマホークの数だとか、どこに配備するかで騒いでいるのでは、てんで話にもならない。旧統一教会を蒸し返しても、もはや裁判所の判断を待つだけであり、政治がとやかく言うべき段階は過ぎてしまった。
 高橋洋一氏が指摘するように、アメリカは中国との対決姿勢を強めてきている。スパイ気球を撃墜したのも、新型コロナが中国の研究所から出た可能性が強い、と見方を示したのも、その一環として考えるべきだろう。
 政治が閉塞感にさいなまれているのは、自民党に取って代わる保守政党がないからである。自民党の保守派が割って出て、そこに国民民主党、維新の会の多くが合流すべきだろう。そして、喧々諤々の議論をすべきなのである。
 現状のままで日本を守ることができるのか。今すぐに何をすべきかをめぐって、白熱した論戦が繰り広げられるならば、国会中継だって盛り上がらないわけはないからだ。

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