今我が国はパンデミックになるかどうかの瀬戸際である。すでに感染経路がはっきりしない感染者が出てきている。水際の防衛線は突破されてしまったのである。防衛省は昨日付で医師や看護師の資格がある予備自衛官に招集をかけた。最悪の事態が迫りつつあるのだ▼ここで怯んではならず、政府はいかなる超法規的な措置な策を講じても、国民の命を守らなくてはならない。日本国内での感染は広がっていると見るべきで、検査体制が整うにしたがって、その全貌が明らかになってくるはずだ。感染者が多数発生した地域については、移動制限などによって、徹底的に封じ込めるべきである。政府が果敢に決断するしかないのである▼私たち国民が肝に銘じるべきは、未知のウイルスとの闘いであるということだ。治療法も確立されておらず、自然界のものか、人間が手を加えたものかも判明していない。風邪に似た症状だといわれるが、パニックになって医療機関に殺到しないように、重症者と軽症者との選別が大事になってくる。疑いのある人は、まずは電話で保健所に連絡して指示を受けるというシステムを確立すべきである。医療崩壊を阻止するには、それしか手がないからである。新型コロナウイルスとの闘いは新たな局面を迎えており、挙国一致でこの危機を乗り越えなければならないのである。
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