草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

真実を伝えないマスコミは「國民の公器である報道機關」に非ず!

2020年05月13日 | マスコミ評

「國民の公器である報道機關」という言葉に違和感を抱き、マスコミを徹底的に批判したのが福田恆存であった。テレビや新聞が真実を伝えず、自分たちのプロパガンダを勝手に垂れ流ししていることが許せなかったのである。福田が『言論の自由といふこと』でとくに名指ししたのは朝日新聞であった。文化大革命のときに起きた林彪失脚事件を否定し続けたからである▼マスコミのそうした体質は今も変わらない。必死になって反安倍のキャンペーンを繰り広げている。倒閣のためには何でもありで、今度はネットを利用して、あたかも国民が怒っているかのような印象操作を試みた。ネットを目の敵にしているくせに、「#検察法改正案に抗議します」のツイートが何百万人になったというのを大々的に取り上げたのである。ツイッター社から削除されたことで、「やらせ」のスパム工作であったことが判明したにもかかわらず、どこのテレビ局も新聞社も、訂正や謝罪をせずに頬かむりしている▼ほとんどのマスコミがそれを横並びに報道したわけだから、情報弱者の国民は信じてしまったのではないだろうか。「國民の公器である報道機關」を自称しているわりには、やりたい放題である。もはやマスコミが信頼を回復することは難しいと思う。10年前とはまつたく違ってきているのであり、マスコミというフィルター通さなくても、私たちは直接情報に接することができるのである。

㉓笠井尚氏の「会津の本を読む 石井孝の『維新の内乱』」

          ↓ 

https://www.youtube.com/watch?v=LVPXBwnU1gk

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