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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

受け身に回って護憲に固執する日本の左翼の不甲斐なさを嗤う!

2020年05月03日 | 憲法

今日は憲法記念日。左翼が護憲にこだわるのは間違っていると思う。普通であれば、現状維持を望むのは保守勢力であり、左翼は現状打破を目指すべきである。しかし、日本の左翼は世界の常識が通用しないのである。アメリカが日本に押し付けてきた憲法であるというのも、いかなる詭弁を弄そうとも否定することはできない。だからこそ、当時の日本共産党は断固反対をしたのである▼アントニオ・ネグリは「憲法を始めとする法体系を破る力としての「構成的権力」に着目した。「構成的権力は選択の行為であり、ある地平を切り開く確固たる決定であり、まだ存在していないことではあるけれども、その存在条件そのものが、創造的行為がその特徴を創造の中で失うことはないということを予見させるような何事かのラディカルな装置なのである。構成的権力が構成的過程を発動させる時、すべての決定は自由であり、自由であり続ける」(『構成的権力』杉村昌昭、斉藤悦則訳)▼未来に責任をもつということは、現状を変革し続けるということである。今の憲法を絶対視して、指一本も触れさせないというのは、あまりにも異常である。守りに徹しているのではなく、本当の左翼であるのならば、堂々と受けて立つべきだ。保守勢力の改憲案に対して、左翼の側も堂々と対案を示すべきなのである。

コメント (1)
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