だから言ったではないか。桜を見る会やその前夜祭を深追いすると、確実にブーメランになると。それを承知で立憲民主党や国民民主党は突っ込んだわけだから、今の事態は最初から予想されたことであった。あまりにも調子に乗り過ぎたから、逆に自分たちの資金管理団体が提出した政治資金収支報告書を調べられて、大恥をかくことになったのである▼国会の審議をストップさせて、安倍政権に揺さぶっているはずの立憲民主党の安住淳国対委員長自身が、昨夜の産経新聞のネット記事によると、平成24年に都内のホテルで開いた政治資金パーティで、会合の原価に当たる1人あたりの会場使用料が1739円であったことが分かった。立憲民主党最高顧問の海江田万里も、ホテルニューオオタニで1人5000円程度の料金で政治資金パーティを開催していたことが明らかになっており、まったく立場がなくなってしまっているのである。値引きは公職選挙法違反だとか騒いでいたのは、一体何だったのだろう▼今回の騒動は、共産党が「赤旗」で桜を見る会を批判したのが発端であった。それが攻撃の材料になると勘違いしてマスコミとタッグを組んだが、安住はあっけなく返り討ちにあったのである。マスコミ受けをするようなことを仕掛けても、それは一時的な現象でしかないのである。ニューズウィークではないが、政策的に安倍内閣を追及できることはたくさんあるはずだ。馬鹿げた騒ぎに終止符を打って政策論争を挑むべきなのである。
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