草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本国の象徴である天皇を認めない共産党の護憲を嗤う!

2019年10月12日 | 憲法

共産党は天皇の即位の礼には参加しないことを決めた。国民主権の原則から反するというのが言い分であるが、現憲法で天皇を「日本国の象徴」「日本国民統合の象徴」と位置付けていることを否定しているのだ。護憲政党などという言葉を使うべきではないのである▼尾高朝雄は天皇の象徴としての役割に関して『国民主権と天皇』において論じている。「第一には、日本国の全体性の象徴であり、第二には日本国民一体性の象徴である。日本は、約千六百年の歴史をもつ。その歴史の有為転変は、日本の姿をいくたびか激しく変貌させた。中でも、敗戦による変貌は、まさに未曽有の深刻さを以て行われた。しかも、国民は、そこに変らぬ父祖の国を見、愛する祖国ありと観じている。その単一の日本、全体としての日本、目に見えぬ理念的存在としての日本が、天皇という目に見える形を通じて象徴されているのである」▼尾高が想定している国民というのは、一党一派を代表する国民ではなく、「『常に正しい政治の理念』を追求する一体としての国民」なのであり、「その一体性を象徴する」のが天皇だというのだ。「無私」に徹して国民共通の先祖に対して日々祈りを捧げておられる天皇について、万世一系として引き継がれると記しているのが現憲法の第二条なのである▼共産党は護憲政党ではなく、憲法九条を利用しているに過ぎず、私たちは騙されてはならないのである。

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コメント (1)
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