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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相の舵取りは大筋では間違ってはいない!

2015年04月27日 | 政局

マスコミや野党がいかに批判しようとも、安倍首相は日本丸の舵取りをよくやっている。戦後レジームからの脱却を目指すにしても、心情倫理の猪突猛進ではない。中共や韓国に対しても、いかに相手が敵視しようとも、それに一切反発はしない。いつでも交渉の用意があることを、絶えずメッセージとして伝えている。経済面では、社会主義的な金融緩和と財政出動でデフレから抜け出しつつある。リフレ政策で資産価値を増大させ、為替も円安になり、製造業に活気が戻ってきた。企業の業績回復で正社員も増加し、雇用の改善は急速に進んでいる。実質賃金が下がったとの批判もあるが、ワークシェアリングと同じで、まずは雇用なのである。いうまでもなくリフレ派の政策は、「構造改革なくして成長なし」の新自由主義とは、真っ向から対立する。それでいて安倍首相は、アメリカとの関係からも、この場に及んでTPPを拒否するわけにはいかず、よりベターな妥協点を見出すしかない。塚田富治は『近代イギリス政治家列伝』において、クロムウェルなどの6人を取り上げ、政治家に求められる能力を論じている。塚田がキーワードとしたのは「大胆な賢慮」「万全準備にもとづく調停」「創造的な妥協」の三つである。安倍首相はそれを身に付けた類まれな政治家である。荒波に乗り出している日本丸の行く手は、楽観は許されない。舵をどのように切るかで、日本国民の運命は決定づけられるのである。安倍首相には、今までと同じような舵取りをしてもらわなくては。

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