草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

産経の前ソウル支局長の帰国は安倍外交の勝利だ!

2015年04月15日 | マスコミ評

言論の自由を守ることは、全てのことに優先されなくてはならない。産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に対する出国禁止が解除され、昨日午後7時20分、羽田空港に到着した。8ケ月間にわたる不自由な生活に、ようやく終止符が打たれた。韓国の朴大統領に関する記事を、それも韓国のマスコミの報道を伝えただけである。反日の国民のムードに便乗して、加藤前支局長に嫌がらせをしたのである。以前の我が国であれば、対抗処置を取ることは難しかった。しかし、今の日本は違う。韓国とは価値観を共有するとの認識を、安倍内閣は公式に改めたからである。そうした毅然とした意思表示をすることで、日本は国際社会に向かって、韓国の理不尽さを訴えたのである。まさしく、安倍外交の勝利なのである。いかなる国家であろうとも、自由に物が言えなくてはならない。どんな言論であっても、発表する機会を奪ってはならないのである。「無限のコミュニケーション」はヤスパースの全ての著作に出てくる述語であることを、ハンナ・アレントは『暗い時代の人々』(阿部斉訳)の「ヤスパース」において指摘した。ヤスパースの哲学の核心は「コミュニケーションを助けるものであろうか、それともそれを妨げるものであろうか」の一点であることを、アレントは見抜いていた。人間が個々の存在である限り、互いに理解し合うのはコミニュケーションによってであり、それを阻害するような要因を取り除くことが、民主主義社会ではもっとも重要なのである。

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