日本派の保守にとっては安倍政権が絶対であるわけがない。しかし、なぜ支持するかは簡単である。中共の軍事的な暴発に備えるには、安倍政権を応援するしかないのである。台湾の学生たちが自由と民主主義を守るために、身を挺しているのを見れば、中共の脅威が実感できるはずだ。もちろん、安倍政権にも批判すべき点はたくさんある。みんなの党や日本維新の会の橋下グループのブレーンであった者たちを登用し、彼らに丸投げしている成長戦略はとんでもないし、安易な移民の活用も問題外である。それでもなお支持するのは、集団的自衛権の容認に向けて、一歩踏み出そうとしているからだ。これがもしうまくいかなければ、尖閣諸島はもとより、沖縄が中共の領土にされかねない。それをどうして許すことができよう。まずはその政策にについて一致するのであれば、安倍政権を支えるべきなのである。それすらもできなければ、日本人は戦争に巻き込まれて、多くの尊い人命を失うことになるのだ。すでに韓国に関しては、アメリカは捨ててかかっている。中共の言いなりになる国家のために、アメリカは血を流すわけがないからだ。日本は応分の役割を担うことで、当面はアメリカとの同盟関係を維持強化しなくてはならない。それのみが平和を維持する唯一の選択肢なのである。あくまでも今は過度期なのである。危機がより深刻化してくれば、日本人の保守は日本派にまとまるだろう。それが自民党を補完するのか、それとも取って代わるのかについては、現段階ではないも言えない。そうであったとしても、確実に新たな政治勢力として登場するのは確実である。東京都知事選の田母神ブームは、まずその第一弾であったわけだから。
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