草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

猪瀬は政治家としては終わりでも作家としてはこれからだ!

2013年12月19日 | 社会風刺

 猪瀬直樹東京都知事が今日午前、辞職を表明した。予想されたこととはいえ残念だ。これから司直の手が入るのだろうが、元信州大学の全共闘議長だった猪瀬は、粛々と調べに応じるだろう。政治家は刑務所の塀の上を歩いているようなもので、一歩誤れば捕まるのである。そんなことは猪瀬自身が分かっていたはずだ。都知事選では金が必要だったのだろう。新右翼の人間が仲介して金を借りたのが運の尽きであった。ノンフィクションの作家として、猪瀬は三島由紀夫や太宰治を取り上げている。とくに私が興味をひかれたのは三島由紀夫の祖父平岡定太郎や父平岡梓についての文章である。祖父は原敬の側近として樺太庁長官にまでなりながら、一度の躓きによって不遇な晩年を送らねばならなかった。父親も役人になったものの、祖父のためにうだつが上がらなかった。三島が大蔵省に入りながら、あえて作家になったのは、二人の悔しさを身近に見ていたからなのである。そうした観点から三島を腑分けしたのは、猪瀬が初めてであった。猪瀬もまた政治の世界に身を投じて、平岡定太郎のような目に遭うことになった。これで猪瀬はおしまいだという見方がある。しかし、私はそうは思わない。ドロドロとした世界を覗き、そこで足をすくわれたことを、それこそノンフィクションで書けばいいのである。東京都知事としての猪瀬に近づき、利用した者たちを、名前を挙げて作品に登場させればいいのである。役人や政治家の世界は魑魅魍魎が暗躍しているわけだから。

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東京高裁が受信料契約で上から目線のNHKの主張退ける!

2013年12月19日 | マスコミ評

 正論に優る法律なしなのである。NHKの受信料をめぐって昨日、東京高裁(下田文男裁判長)は「受信料の契約が成立するためには、受信者から契約申し込みの意思表示がなければ契約は成立しない」との見解を示した。同じ東京高裁の別な裁判長が去る10月にそれと異なる判断をしているが、今回の判断が常識にかなっているのではないだろうか。公共放送を名乗っているNHKには国の予算も投じられているが、大部分は受信料でまかなわれている。NHKが契約を申し込めば、受信者が承諾しなくても2週間過ぎれば契約が成立するというのでは、そもそも契約の概念には反する。受信者の意向を無視しては、NHKはそもそも存在しないのであり、国民に喜んでもらえる番組作りに本腰を入れるべきだろう。日本を貶めるような報道すれば、国民が歓迎しないのはあたりまえだ。京極純一は『日本の政治』において、国民が政治を理解するためには、ジャーナリストの役割が大きいことを強調している。そして、国民の多くがその主張に追随することを容認している。しかし、政治を行うにあたっては、いくつかの選択肢があるはずで、自分たちの判断を強制するのではなく、まずは情報を提供すべきだろう。それをNHKが怠っているから、国民がソッポを向くのである。NHKが今後もNHKであり続けたいのであれば、番組の内容を吟味すべきだ。上から目線で受信料契約を強いるのではなく、国民に信用され、必要とされる放送局に生まれ変わるべきだろう。

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