人集う聖夜は誰もバイブルに仄かな灯見つけんとす
献という聖書学者権威あるイエスのことを我に教えし
かのときの会津の教会鐘の音は四方八方盆地に響けり
我が子にも手をかけんとす信仰に日本の風土はなじむことなし
土俗たるとうちゃんイエスと祈りたる民のかなしみ侮るなかれ
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自民党が変わりつつあるのだと思う。従来の自民党は中共に対して誤った見方をしていた。孔子が誕生した儒教の国として尊敬の念を抱いていたのである。もう一つはアメリカ一辺倒になるのではなく、バランスを取る意味で中共を必要とした。黄色人種としての親近性がそこに拍車をかけた。親中派のアジア・アフリカ研究会が自民党内で大きな勢力を誇っていたのには、そうした背景があった。外務省にもチャイナスクールと呼ばれたグループがあり、中共政府との太いパイプを持っていた。しかし、それは過去のことになりつつある。日本が変わったからではない。中共がアジアでアメリカに取って代わろうとしているからだ。日本が国家として身構えるのは当然だ。それを否定することは、日本が中共の属国化かすることを意味する。特定秘密保護法案をめぐって、共産党の赤旗が連日のようにキャンペーンを繰り広げ、そこには自民党の古賀誠元幹事長のインタビューまで記事にしている。古い体質の自民党は、共産党と大差がなかったのである。福田恆存が「他国を大人と見做し、自国を幼稚園の園児並みに扱つてくれと言つてゐる様なもの」とまで述べた現憲法について、自民党の大方も異を唱えなかった。NHKの職員採用にあたって国籍が不問に付されたのは、歴代の自民党政権が国家の安全保障に対して無知であったからだ。安倍首相が戦後レジームからの脱却を主張するのは、戦後の大半を担ってきた自民党政治からの訣別でもある。東アジアは緊迫した空気に包まれているのだから。
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