NHKの大河ドラマの「八重の桜」では会津まで取材に来たようだが、会津の心はまったく理解していないようだ。保阪正康が週刊朝日の12月27日号に書いた文章は、アジビラのレベルである。やっぱり売文業者は駄目なのである。もっと会津のことを調べていれば、そん文章は書けなかったはずだ。良識ある政治家として伊東正義や前尾繁三郎を挙げていたが、伊東や前尾は反日マスコミとはまったく無縁であった。伊東にいたっては日米関係を大事に考えていたので、いい加減であったときの鈴木善幸首相を諌めるために、会津っぽらしく筋を通して外務大臣を辞めたのである。前尾だって国士であった。権謀術策に長けていなかったために、田中角栄と組んだ大平正芳に宏池会を乗っ取られてしまった。田中が中共を友好国として遇したことで、今日の危機的事態を招いたのである。「会津の桜」でいくら稼いだか分からないが、会津は全国で唯一の神道の藩であり、忠誠対象としての天皇陛下は絶対であった。それは薩長にも劣らなかった。それも理解せずして、どうして会津を論じられるだろう。保阪と違ってマスコミを相手に商売しているわけではない、普通の日本人の方がよっぽどまともである。見境もなくウイグル人を殺りくする中共を批判せず、何を言ってもお咎めなしの日本だからこそ、安倍政権を「保守政党ではなく、右翼化した全体主義政党だ」と罵倒できるのではないか。それが結果的には中共の軍事的な挑発の呼び水になるのに。愚かにもほどがある。
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