西田昌司の言うのが正しい。もはや三党合意に縛られるのではなく、自民党は参議院では問責決議案を提出するとともに、衆議院では内閣不信案に賛成すべきなのである。ここで谷垣禎一総裁が腹をくくらなければ、自民党も民主党と同じ運命を辿るだろう。野田佳彦首相は、予想した通り嘘吐きであった。そして、何でもありの変節漢なのである。原発再稼働で民主党政権を批判している連中と、野田がわざわ会うというのも、統治能力が欠如しているからだろう。毅然たる対応をせず、ペコペコ頭を下げれば、相手も理解してくれると思っているのだ。税と社会保障の一体改革にしても、政権を延命させたい一心で、時間稼ぎをしたいだけだろう。参議院でそれを採決すれば、民主党内がもっとガタガタになるのがわかっている。それで立ち往生しているのだ。できもしないことにヘラヘラ喋っていたのであれば、マニフェストで嘘を吐いたのと同じではないか。これまでも西田は、民主党政権攻撃の急先鋒であった。テレビや新聞ではほとんど取り上げられないが、ネットの世界では輝ける英雄である。自ら動画を配信しており、今日のビデオレターで西田は「内閣不信案に反対することはできず、消費税が値上げするという法案が通らないことも考えられる。常識的に考えて、我々がわざわざ三党合意をして通してやることの意味がない。それよりは景気対策と雇用を広げていくことだ」と国民に訴えた。自民党にも、私と同憂の士がいるのである。今問題なのは、自民党に何人の西田がいるかだ。
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