草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

友と敵を判別できない野田首相に非常時の決断は無理だ!

2012年08月25日 | 思想家

 野田佳彦首相や民主党政権の閣僚が、しきりに「法と正義による解決」とか主張しているが、政治というのをまったく理解していない、戯言でしかない。埴谷雄高も「政治のなかの死」(『埴谷雄高政治評論集』)で述べているように、「スローガンを与えよ。この獣は、さながら、自分でその思想を考えつめたかのごとく、そのスローガンをかついで歩いてゆく。この《他の思考》が、これまでの政治の原理」なのである。中共や韓国の民衆が日本批判を繰り広げるのは、国によって与えられたプロパガンダを信じているからだ。尖閣諸島や竹島がどちらの領土かというよりも、埴谷の言葉を借りるならば「政治は自らが感じ、見たところのものではなく、他人が見て感じたところのものの上にのみささえられている」のである。そして、個々人の良心はかき消されてしまうのだ。日本人の場合は、そこまではエキサイトしない。政治は妥協の産物だと勘違いしている。カール・シュミットによると、政治は敵か友かの判別であり、それ以外の何物でもない。相手がこちらを敵と断定すれば、「奴は敵である。敵は殺せ」の原理が働くのはいうまでもない。私が問いたいのは、野田首相にそこまでの覚悟があるかどうかだ。中共や韓国に対しての発言は、あまりにも弱腰で、厳しい現実から目をそむけている。政治の原理が持ち込まれてくれば、生半可ではいられないのだ。国民の生命と財産を守るために、決断を求められる場合だってある。優柔不断の野田首相は、さっさと身を引くべきだろう。


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石原知事の尖閣上陸認めぬ野田首相は単なる口舌の徒だ!

2012年08月25日 | 政局

 民主党政権はマスコミを動員して、尖閣諸島や竹島の領土を守るために、毅然とした態度を取っているかのような演出をしているが、大方の日本人はもう騙されなくなっている。昨日の参議院予算委員会の質疑を見ていても、自分たちの不始末は棚に上げて、平気で他人事のような答弁をする野田佳彦首相や玄葉光一郎外務大臣に、国民の多くが怒り心頭に発したはずだ。読売新聞によれば、尖閣諸島の購入を予定している東京都の石原知事は、上陸に意欲を見せており、「10月の再調査には私も行きます。逮捕されるのなら、それで結構です」と述べている。民主党政権に、それなりの覚悟があれば、石原知事の上陸を認めるべきだろう。それができないのは、民主党自体に問題があるからだろう。驚くなかれ民主党は、中国共産党と友党のような関係にある。だからこそ、中共の大使館の一等書記官に、農林水産省の情報を手渡していたのではないか。そこまでズブズブであるわけだから、正論など吐けるはずがないのだ。日本の領海を守る防人として、日々頑張っている海上保安官は、野田首相にではなく、石原知事に親愛の情を感じるのではないだろうか。福島第一原発事故で出動した東京消防庁の職員を前に、号泣した石原知事には、人間としての血が通っているからだ。優れたリーダーとはかくあるべきなのである。口先ではなく、自らの行動で示すのである。全ての責任を海上保安庁や沖縄県警のせいにし、自己保身しか考えていない野田首相に、それを期待するのは無理だろうが。


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