草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

NHKが中共を擁護するのはCCTVとの密接な関係からだ!

2012年08月28日 | マスコミ評

 NHKが中共を擁護するのには、それなりの理由がある。NHKと中共のCCTV(国営中央テレビ)は、一体の関係なのである。これでは中共に対して、正論など吐けるわけがない。古森義久の『日中再考』によれば、北京にホテルやマンションを経営する合弁企業をつくったのだという。「メディアセンター」と呼ばれ、厳密にはNHKエンタープライズが松下電器などの協力を得て、1990年に東京に設立した「日中メディアセンター」と、CCTVの子会社「中国国際電視総公司」との合弁の会社である。10数階の白亜の殿堂で、北京市西部に位置し、現在はCCTVが経営にあたっているという。ホテル、マンション、レストランなどからなっているが、名前の通りにプロダクション部門もあって、現在でもNHKエンタープライズからプロデューサーが派遣され、CCTVとの密接な連携が図られている。NHKは特殊法人だそうだが、国からも支援されているほか、日本国民から受信料をとっている。にもかかわらず、中国共産党の支配下にあるテレビ局と組むということは、日本の言論機関としては、自殺行為ではないか。中共での取材をする上で、便宜を図ってもらうためであっても、断じて許されるべきではない。中共の一党独裁が、今後も続くわけはない。体制崩壊を阻止するために、中共は必死になっている。尖閣諸島に手を出すのも、外に目を向けさせるためではないか。戦後の日本人は、国家としてのプライドを捨ててしまった。ようやくここにきて、それに目覚めつつあるのだ。NHKの立つ位置が問題になるのは当然だ。


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未来をバラ色に思い描くサヨクの脱原発運動の限界!

2012年08月28日 | 思想家

 あれほどマスコミが煽りたてた脱原発の運動も、ここにきてもう一つパッとしないが、サヨク主導の脱原発には、最初から限界があるのではないか。70年安保をブンド戦旗派の指導者として闘い、昨年5月死去した荒岱介は、『環境革命の世紀へ』のなかで、「共産主義では救えない」とまで断言した。未だに共産主義の呪縛から解き放たれていない者たちにとっては、許せない裏切り者かもしれないが、自分に忠実であったからこそ、過去を清算できたのだと思う。荒が「定常状態の社会」というのを理想とするようになったのは、ジョン・スチュアート・ミルを知ったからだ。東日本大震災で荒廃した国土を復興し、目前に迫っている首都圏での大震災に備えるためにも、当面は大規模な公共事業は必要だろう。しかし、その先は「定住状態の社会」に向かうべきだ。そこでは物質文明によってはもたらされない、真の人間の幸福が問題にされるのである。「資本および人口の停止状態なるものが、必ずしも人間的進歩の停止状態を意味するものではないことは、ほとんど改めて言う必要がないであろう。停止状態においても、あらゆる種類の精神的文化や道徳的社会的進歩のための余地があることは従来に変わることなく、また人間的技術を改善する可能性は、人間の心が立身栄達の術のために奪われることをやめるために、はるかに大きくなるだろう」(ジョン・スチュアート・ミル著岩波文庫『経済学原理』)。反物質文明の立場を主張できるのは、未来に懐疑的な保守派なのであり、その点で荒と私とは、思想的にはほぼ一致しているのである。


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