草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ガス抜きの農民デモの先頭に立つ民主党恒三派のお歴々

2011年08月12日 | 社会風刺

 さて今日は面白い見世物が東京で繰り広げられたようだ。その先頭に立っているお歴々は、渡部恒三の元秘書の佐藤雄平福島県知事と、元北会津村村長で恒三派幹部である庄條徳一福島県農協五連会長らである。それでは東京電力に強いことが言えても、民主党政権に怒りをぶつけられるわけがない。「迅速な賠償を求める」と福島県の農民がデモをする段階はすでに過ぎているのに、何を勘違いしているのだろう。福島県に住めるかどうかが問題なのであり、フクシマの子供を守れるかどうかが喫緊の課題なのである。佐藤知事も庄條五連会長も、福島第一原発事故が起きてから、どれだけの月日が経っているか、考えたことがあるのだろうか。これまで出荷停止になった農産物の補償がどれだけなされたというのだろうか。このままでは、米などについても、1キログラムあたりの暫定基準値を引き上げておきながら、健康被害が出れば、出荷した福島県の農民のせいにするのが落ちである。稲藁のときもそうだったが、農林水産省が指導しなかったことを棚に上げて、肉牛農家のせいにしたからだ。福島県は県知事を筆頭にして、農業団体まで民主党の恒三派の連中である。これでは怒りのシュプレヒコールにはならない。見せかけのパフォーマンスでガス抜きをされては困るのは、いうまでもなく福島県ではないか。

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ 

にほんブログ村     ←会津っぽに応援のクリックをお願いします

人気ブログランキングへ        

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政局ばかりでフクシマの子供たちなどどこ吹く風の民主党

2011年08月12日 | 政局

 東日本大地震や原発事故で、東北や関東は惨憺たる目に遭い、今もなおそこから脱却していないのに、政治は無政府状態である。その責任を負うべきは、いうまでもなく民主党だろうが、その政権与党は党内の権力闘争にうつつを抜かしている。代表選出をめぐる動きが優先されて、フクシマの子供たちのことなど、二の次三の次なのである。さらに、チェルノブイリの原発事故であれば、年間5ミリシーベルトを超えれば、居住を制限されたのに、現在の日本では、年間10ミリを超えても、安全だとか言っており、国民のことなどどうでもよいのである。そんな政治を行っている民主党が、いかに政権のたらい回しをしても、国民の支持が回復することは絶対にあり得ない。危機的状況のなかで、やるべきこともしないで、国民を騙し続けるにも限度があるからだ。許しがたいのは、命よりもコストにばかりこだわっているために、暫定基準値が独り歩きしはじめていることだ。自治体もすぐにその数字を持ち出すが、米一つにしても、1キロ当たり500ベクレルを超えなければ大丈夫だ、という根拠はどこにもないのである。国際的にもべらぼうに高い数字だ。菅直人首相の後に、誰が代表となり首相となっても、今までのことは帳消しにできず、国民の怒りが収まるわけはない。

 にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ ←会津っぽに応援のクリックをお願いします
 にほんブログ村

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする