さて今日は面白い見世物が東京で繰り広げられたようだ。その先頭に立っているお歴々は、渡部恒三の元秘書の佐藤雄平福島県知事と、元北会津村村長で恒三派幹部である庄條徳一福島県農協五連会長らである。それでは東京電力に強いことが言えても、民主党政権に怒りをぶつけられるわけがない。「迅速な賠償を求める」と福島県の農民がデモをする段階はすでに過ぎているのに、何を勘違いしているのだろう。福島県に住めるかどうかが問題なのであり、フクシマの子供を守れるかどうかが喫緊の課題なのである。佐藤知事も庄條五連会長も、福島第一原発事故が起きてから、どれだけの月日が経っているか、考えたことがあるのだろうか。これまで出荷停止になった農産物の補償がどれだけなされたというのだろうか。このままでは、米などについても、1キログラムあたりの暫定基準値を引き上げておきながら、健康被害が出れば、出荷した福島県の農民のせいにするのが落ちである。稲藁のときもそうだったが、農林水産省が指導しなかったことを棚に上げて、肉牛農家のせいにしたからだ。福島県は県知事を筆頭にして、農業団体まで民主党の恒三派の連中である。これでは怒りのシュプレヒコールにはならない。見せかけのパフォーマンスでガス抜きをされては困るのは、いうまでもなく福島県ではないか。
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