だから言ったではないか。民主党に政権を渡すなと。福島県を始め東日本が大変なことになっているのに、与党民主党の国会議員の大半は代表選にうつつを抜かしているが、最低でも、菅内閣の閣僚や、党の要職に就いていた政治家は除外すべきだ。福島第一原発事故が起こってからの対応がメチャクチャであった。窃盗団が暗躍しているのはデマだと言い張って、テレビCMまで流させたのは誰か。さらに、放射能物質による汚染を隠蔽し、安全安心を連発したのは誰か。そんな無責任な連中に、どうして総理の座が務まるだろう。マックスウエーバーは『職業としての政治』(脇圭平訳)のなかで、「愚かで卑俗なのは世間であって私ではない。こうなった責任は私にではなく他人である」と逃げ回る政治家を、法螺吹きと断罪した。「私としてはこうするほかない。私はここに踏み止まる」(ルターの言葉)という結果責任を重視したからだ。今の民主党の有力政治家は法螺吹きばかりである。そこから選ばれた指導者を、どうして国民が支持できよう。図々しいにもほどがある。選挙互助団体としてスタートした民主党は、党の綱領もまとめられない寄せ集め集団だ。二代にわたって総理大臣を出したが、二人とも言葉の重みがゼロであった。三代目の総理大臣が誕生しても、二人と同じなのは目に見えている。くわばら、くわばら。
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