草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

法螺吹き政治家ばかりが名乗り上げる民主党代表選を嗤う

2011年08月19日 | 政局

 だから言ったではないか。民主党に政権を渡すなと。福島県を始め東日本が大変なことになっているのに、与党民主党の国会議員の大半は代表選にうつつを抜かしているが、最低でも、菅内閣の閣僚や、党の要職に就いていた政治家は除外すべきだ。福島第一原発事故が起こってからの対応がメチャクチャであった。窃盗団が暗躍しているのはデマだと言い張って、テレビCMまで流させたのは誰か。さらに、放射能物質による汚染を隠蔽し、安全安心を連発したのは誰か。そんな無責任な連中に、どうして総理の座が務まるだろう。マックスウエーバーは『職業としての政治』(脇圭平訳)のなかで、「愚かで卑俗なのは世間であって私ではない。こうなった責任は私にではなく他人である」と逃げ回る政治家を、法螺吹きと断罪した。「私としてはこうするほかない。私はここに踏み止まる」(ルターの言葉)という結果責任を重視したからだ。今の民主党の有力政治家は法螺吹きばかりである。そこから選ばれた指導者を、どうして国民が支持できよう。図々しいにもほどがある。選挙互助団体としてスタートした民主党は、党の綱領もまとめられない寄せ集め集団だ。二代にわたって総理大臣を出したが、二人とも言葉の重みがゼロであった。三代目の総理大臣が誕生しても、二人と同じなのは目に見えている。くわばら、くわばら。

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原発事故で民主党政権を大目に見るマスコミの大罪

2011年08月19日 | マスコミ評

 どんなことをしてもマスコミに大目に見てもらえる民主党政権。最近の原発関連の記事を拾ってみても、自民党政権であれば、それこそ徹底して批判されるニュースばかりだ。「セシウム汚染の疑いのある牛肉が福島市内の学校給食で出される」「青森から広島までの広域の放射線量地図作成へ」「スピーディが公表されなかったのは、文部科学省も経済産業省もそれを活用する発想がなかったためと政府の事故調査・検証委員会が指摘」。どれ一つとっても人災そのものではないか。大騒ぎになっていたのに、牛肉への対応が遅すぎるし、広域の放射線マップの作成というのも、今さらという感は否めない。事故調査・検証委員会は、政府が政府を調査するという茶番劇であり、民主党政権の自己弁明の場になっている。スピーディの開発には100億円以上が投下されたのに、原子力総合防災訓練のなかにも書かれていたその活用を怠ったのは、まさしく犯罪だ。残念なのは、地元福島県のテレビや新聞も、国や県の広告が増えているせいもあってか、そのお先棒を担いでいることだ。お上に楯突けず、今もって風評被害と位置づけているのだから、県民の感覚とはなはだしくずれている。いうまでもなくマスコミがそこまで居直れるのは、民主党政権と癒着しているからであり、その闇の部分にこそメスを入れなくては。

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