♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■家畜小屋で寝かされる救い主 / 関根弘興

2022年12月24日 | Weblog

2022/12/17放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか? 関根弘興です。

 イエス・キリストがお生まれになったのはベツレヘムという町でした。しかし母マリヤと夫ヨセフが住んでいたのは、ベツレヘムから100キロ以上離れたナザレという町でした。ところが丁度その頃、ローマ皇帝アウグストから大規模な住民登録を行なえという勅令が出されました。

 そこでヨセフは、ダビデの家系であり血筋でもあったので、やむをえず本籍地であるベツレヘムまで行くことになったのです。そしてベツレヘムに着くと、人口調査のために戻ってきた人たちでいっぱいでした。この身重のマリヤたちのために暖かい家を提供してくれる人など誰もいませんでした。しかしマリヤは月満ちて今にも赤ちゃんが生まれそうな状態です。そんな彼らがたどり着いた場所は何と家畜小屋でした。

 旧約聖書によれば、キリストは王の王としてベツレヘムでお生まれになる、と預言されていました。しかしその生まれた場所は、王宮でもなく、暖かい暖炉のある家でもありませんでした。羊たちが戯れる家畜小屋だったのです。

 クリスマスの賛美歌の中に、「入れまつる家あらず」という曲があります。「入れまつる家あらず 休めまつる宿もあらず」と歌われる賛美ですが、3節はこう歌われます。「内の戸(こころの戸)を今開き 真心より汝を(キリストを)迎えん。入り給え住み給え 救い主よわが主よ」
 こう歌われるのです。

 イエス様が家畜小屋でお生まれになったということは、私たちは少なくとも2つのことを考えることができると思います。

 1つは、家畜小屋は、この世界を、あなた自身を暗示しているということです。
 そして2つめは、家畜小屋ですからそこには羊がいますよね。旧約聖書では、羊は人の罪を贖うために神殿で犠牲として捧げられていきました。イエス様が家畜小屋で生まれたと言うことは、イエス様が私たちのもとにきてくださり、私たちの罪を身代わりに背負い、救い主として来てくださったと言うことを示しているのですねえ。

 私たちは自分の心を見つめたら何がわかりますか? 汚(きたな)さもあるし、不誠実な思いもあるかもしれません。しかし2000年前に家畜小屋でお生まれになり、そして十字架につけられ復活され今も生きておられる主イエス様は、あなたの心に住まおうと今、招いてくださっているのです。ですから私たちの祈りは、「イエス様、あなたを救い主としてお迎えします。どうぞお入りください。」と応答することです。イエス様はあなたの心に住んでくださると約束してくださっているのですから。


    ( PBA制作「世の光」 2022.12.17放送でのお話しより )


******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******  
 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする