♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■壮大なスケールのクリスマス / 岩井基雄

2022年12月19日 | Weblog

2022/12/12放送

 「世の光」の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 今年もいよいよ残すところ、あと3週間となりました。今年一年を振り返る大切な時期を迎えています。

 同志社大学を開いた新島襄は、聖書の創世記1章1節に記された「はじめに神が天と地を創造された。」という文章を読み、聖書が語る神様の壮大さに驚きを覚えクリスチャンとなったと言われています。何もないところに時間も空間もすべての天体もすべてのいのちあるものをも創造された神様の壮大さに触れるとき、私たちの人生観や世界観も変わりますねえ。

 この神様の壮大さを伝えるクリスマスのメッセージがヨハネの福音書に記されています。「ことば」という表現で神の御子イエス・キリストを示し、人にいのちを与え闇を輝かせるクリスマスの喜びを次のように記しているのです。

 「初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。すべてのものは、この方によって造られた。・・・この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」 新約聖書 ヨハネの福音書1章1~3節、5節

 ここには、イエス・キリストこそ初めから存在する方であり、父なる神とともにすべてのものを創造された神である、と記されています。この方が人としてこの地上に来られたのがクリスマスなのです。そして、このキリストのうちにまことのいのちと光があるゆえに人の心を照らし、心の闇を光に変え、輝かせてくださる、と聖書は語ります。宇宙もすべてのものをも創造された方が神のあり方をあとにして人となって、この闇の世界に来てくださったのがクリスマスの壮大な愛の出来事です。

 ですからどんなに世界の闇、私たちの心の闇が深く、私たちが失望や悲しみを重ねようとも、神の御子はどんな深い闇にも光を届け、いのちを与えてくださることができるのです。これがクリスマスの本当の意味なのです。

 それは表面的な喜びや出来事ではありません。私たちの根源的な問題や闇に解決を与え、光といのちへと私たちを導くために救い主イエス・キリストは生まれてくださったのです。


    ( PBA制作「世の光」 2022.12.12放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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