♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■人生は出会いで決まる / 板倉邦雄

2022年12月06日 | Weblog

2022/7/5放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

 「人生は出会いで決まる」とよく言われています。なぜなら、人生の出会いを私たちは自分で選ぶことはできないからです。私も生まれて気がついたら職人の父と失明した母がいて、すでに上に二人の兄と一人の姉がいました。そのような選ぶことのできない家族との出会いの中で、私という人格が、またその人生が決められてきたのです。

 ヨハネの福音書の1章35節から42節、からお話ししましょう。さて、洗礼者ヨハネは二人の弟子たちと一緒に立っていましたが、そこにイエスが歩いておられるのが目に留まりました。

 二人の弟子に向かってヨハネははっきりと言いました。「見なさい。あの方は神の小羊です。」二人はイエス様についていきました。

 するとイエス様は振り向き、二人がついてくるのを見て言われました。
 「何か願いがあるのか?」
 「先生、どこにお泊まりでしょうか。」
 「来てごらんなさい。そうしたら、わかるでしょう」

 そこで二人はついて行ってイエス様の泊まっておられるところを見ました。そして、その日、イエス様のところに泊まったのです。一晩だけのイエス様との出会いでしたが、ヨハネの二人の弟子たちにとっては素晴らしい時だったと思います。この二人の弟子の一人はシモン・ペテロの兄弟アンデレでした。シモン・ペテロとアンデレはガリラヤ湖畔の漁師でした。

 さて、次の日です。アンデレは、まず自分の兄弟シモンと出会いまして、興奮しながら言いました。「シモン兄さん。昨日、私はメシア(キリスト)に出会いました。」アンデレは兄弟シモンをイエス様の下に連れていきました。イエス様はシモンを一目見て、あだ名をつけたのです。「あなたはヨハネの息子シモンですね。あなたを今日からケパ(訳せばペテロ)と呼びましょう。」
私が高校2年生の秋です。高校生だけの聖書クラブに初めて参加したとき、集会が終わってM君という学生が私のところに来て言いました。「板倉さん。今度の日曜日、僕の行っている教会に来ませんか」そこで私は救い主イエス・キリストと出会うことができました。選ぶ人生から選ばれる人生のスタートだったのです。


    ( PBA制作「世の光」 2022.7.5放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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