♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■届けられた良き知らせ / 大嶋重徳

2022年12月29日 | Weblog

2022/12/22放送

 クリスマスおめでとうございます。大嶋重徳です。

 昨日は、クリスマスに神の子として来てくださったキリストが再びこの地上に来てもう一度あるクリスマスの喜びについてお話しました。

 そのイエス様がお越しになる時に最初に成してくださることは、「神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」(ヨハネの黙示録21章4節 )と聖書に書かれています。

 神様自らの手で私たちの流してきた人生の涙をことごとくぬぐい取ってくださるのです。

 私たちの涙をぬぐい取ってくださる神は涙を知らない神ではありません。イエス様の愛されたラザロの死の際には、イエス様の目から涙がとめどなく流れました。涙を知っておられる神は、私たちに「泣いて良い」と言ってくださいます。「しっかりと泣きなさい。わたしがいくらでもあなたの目の涙をぬぐうから。寂しい、悲しいと、泣いて良い。」と言われるのです。

 大切な家族を天に送った方がおられるでしょう。目覚めたら、いつも隣にいてくれたあの場所にあの人がいない。寂しさが私たちの人生に襲います。しかしクリスマスにイエス様は泣いて良いと言われるんです。泣いた分だけイエス様がその涙をぬぐっていってくださる。「わたしの胸で泣きなさい」と、ともにいてくださる神が私たちを泣かせてくださるのです。

 クリスマスはイエス様を待ち焦がれる時を過ごします。その時、クリスマスは人生を終わりから見る機会を与えてくれます。人生を最後から見るのです。その時、私たちは今自分に必要なことは何か、何を選び何を選ばないかが問われます。死を前にし、いかに生きるべきなのかを祈り求める時となります。涙をぬぐってくださるキリストが最後に出迎えてくださるからこそ、私たちは今日もイエス・キリストを信じ信頼したいと思います。

 私たちの罪の為に十字架にかかられた神の愛を受け取り直すのです。その愛を受け取る時、何度も失敗する私たちの信仰の弱さも過ちも、それらを最後には整えてくださる神の大いなる御手を信じることができる。そして、やがてすべての涙を神にぬぐっていただく日まで大胆に泣き、大胆に喜んでいきたいと思います。私たちには一切の労苦が報われ、豊かな慰めの待つ天国があるのですから、そこを静かに仰ぎ望みつつこの世の旅路を一歩、一歩丁寧に踏みしめて、クリスマスをともに過ごしていきたいと思います。


    ( PBA制作「世の光」 2022.12.22放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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