2022/7/6放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
自分で選ぶ人生と、神に選ばれる人生とで、どちらが幸いであるのか考えましょう。ヨハネの福音書1章の43節から51節です。
イエス様はピリポに出会って言われました。「わたしに従ってきなさい。」 ピリポは漁師であるアンデレとペテロ兄弟の住むガリラヤ湖畔の町ベツサイダの人でした。ピリポはイエス・キリストによって選ばれた十二弟子の一人となります。
このピリポが友人のナタナエルに出会って言いました。
「私たちはモーセが律法の書の中に記しており、預言者たちが記していた人、ヨセフの子ナザレのイエスに今、出会いました。」
すると、ナタナエルは言います。
「ナザレから、なんのよいものが出ようか。」
ナザレの町はガリラヤ地方にありました。ガリラヤ地方は「異邦人の地」と呼ばれ、「暗黒の地」「死の影の地」と呼ばれていた地方でした。そのような地方のナザレから「良いものは出ない」とナタナエルはピリポに答えたのです。
ピリポはナタナエルに言いました。
「とにかく、来てみてください。」
イエス様は、ピリポに連れられてナタナエルが自分のほうに来るのを見て、彼について言われました。
「見よ。あの人こそ本当のイスラエル人である。その心には偽りがない。」
そのことばを聞いたナタナエルはイエスに言います。
「どうして私をご存じですか?」
「ピリポがあなたを呼ぶ前に、わたしはあなたが、いちじくの木の下にいるのを見えました。」
ナタナエルは答えます。
「先生、あなたは神の子です。イスラエルの王です。」
さて、イエス様がピリポを選んで、「わたしに従ってきなさい。」とお呼びになって、ピリポはイエス様を信じて従いました。また、ピリポは友人のナタナエルをイエス様のもとへ連れて行ったとき、イエス様はピリポがナタナエルを呼ぶ前にあらかじめナタナエルのことを知っていたのを見ることができました。
私たちは、自分で選ぶ人生ではなく神の子イエス・キリストに選ばれる人生を歩きたいものです。
キリストのことばです。
「あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。それは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るようになるため、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものをすべて、父が与えてくださるようになるためです。」 (ヨハネの福音書15章16節 新改訳聖書2017)
( PBA制作「世の光」 2022.7.6放送でのお話しより )
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