2022/12/23放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。山本陽一郎です。
クリスマスがやってきます。綺麗なイルミネーションを撮影した方もいるでしょう。よく若い人たちがスマホを手に「映(ば)える~」と言いながら撮影していますが、それは見栄えが良い、おしゃれというような意味です。
ところで私たち人間には承認欲求というものがあります。ある学者は「人間の本性の最も根源的な特徴は自分を評価して欲しいという欲求である」と語りました。人はそれを確かめたい、仕事で評価されたい、自分のSNSの投稿に“いいね”をつけてほしい。それで背伸びをしたり、一喜一憂したりすることもあるのですねえ。
でも本当は無理しなくていいんです。いつも映えてなくたっていいんです。なぜなら、あなたは今既に愛されている存在だから。実はそのことが凝縮されているのがクリスマスの出来事なのです。
ご存知ですか? なぜイエス・キリストがこの世に生まれたのかを。それはあなたのためです。イエス様はあなたを愛し、あなたを罪から救うために、いわば神としての"映え"を捨ててこの世に来られました。
実際聖書に描かれるクリスマスは全然映えていません。泊まる場所がない貧しい夫婦のもとに家畜小屋で生まれた男の子がイエス様でした。私たちの罪をすべて背負って十字架にかかり救いを成し遂げるために生まれてくださったのです。
たくさんの“いいね”をもらうために努力している人たちもいます。でも、「見て!」と言わなくても、もうイエス様はあなたを見てくれています。むしろ見なくてはいけないのは私たちのほうです。私たちがイエス様を見ることが大事なのです。クリスマスの最大の喜びは、救い主イエスを自分自身の中にお迎えすることです。
「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」
ルカの福音書2章11節
"映え"なきゃいけないクリスマス? 誰がいつからそんなことを決めたんですか? "映えない"からこそ良いのです。だって私たちには背伸びしても隠しても罪があります。孤独も弱さもあります。でもそういう心の最も"映えない"ところを受け止め、照らしてくれるイエス様の愛が既に用意されているのです。
メリークリスマス! あなたは愛されています。
( PBA制作「世の光」 2022.12.23放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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