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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■「こころ」のサプリメント / 関根弘興

2022年12月01日 | Weblog

2022/6/30放送

「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 だれでも生まれた時から持っているもの、それは微笑みです。でも、人生には微笑みを消し去ってしまうという悲しい出来事が起こるのも現実です。

 旧約聖書の中にエレミヤという神様からのことばを預かって人々に語る預言者がいました。彼が生きていた時代は、自分の国が滅ぼされてしまうという悲劇的な時代でした。多くの人が敵国に捕虜として連れて行かれてしまい、笑顔なんてまったく消えてしまう状況でした。

 しかし、そんな絶望的な状況の中で、エレミヤは神様から告げられたことばを手紙に書き記しました。それは、驚くべき内容でした。

 まず第一に、「捕らえ移されたその土地で落ち着き、普通の生活をして長期滞在に備えなさい」と記したのです。それどころかエレミヤは、何と「捕えられた町の繁栄を祈りなさい」とも書き記しました。

 エレミヤは、捕えられた同胞に向かって、「バビロニアを憎め! 呪え!」と記したのでなくて、「その町の繁栄を祈れ」と書いたのです。

 あなたならどうしますか? 「そんな手紙は破り捨ててしまえ!」と怒鳴り散らすかも知れませんねえ。

 でもエレミヤは、「あなたがたの平安は、その町の平安と密接に関係しているんだよ」と記しているのです。

 エレミヤ書29章11節にはこう記されています。
 「わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている──主のことば──。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」

 絶望の中にいる人たちにエレミヤは、「問題の解決はすぐには来ません。」、正直に告げました。しかし、「絶望とつぶやきの中を生きるのではなく、その町の繁栄を祈れ。それは、あなたの平安に結びついているんだよ。」と記した訳です。

 きっとエレミヤの手紙を読んだ人たちは、「エレミヤは何を言っているんだ?」と眉をひそめ、とんでもないという態度を取った人もいたでしょう。

 しかし神様の約束は平安を与える計画であり将来と希望を与えるものであるなら、今、困難な状況の中でも、このことばを信じ生きるとき、そこに少しずつ笑顔が回復していくと思いませんか? 

 あなたは今、辛い苦しい状況におられるかも知れません。平安と将来と希望の計画をあなたに立てておられる神様がおられることを信じ生きてください。そこから生まれる微笑みは素晴らしい心のサプリメントになるはずです。


    ( PBA制作「世の光」 2022.6.30放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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