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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■イエスを殺そうと計る / 板倉邦雄

2023年09月27日 | Weblog

2023/7/12放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は、「イエスを殺そうと計る」という題でお話ししましょう。ヨハネの福音書5章18節と19節です。

 人殺しは憎しみと怒りを持った心から生じてきます。ユダヤ人の指導者たちは、イエス様の言動を聞いたり目撃する中で、ますますイエス様を殺そうと計るようになりました。

 第一の理由は、イエスが安息日を破ったからでした。「安息日に荷物を運んではならない」と旧約聖書に書かれてあるのに、イエス様は平気で安息日に病人を癒しただけではなく「床を取り上げて歩きなさい」と命じられました。自分の寝床とは言いましても安息日に荷物を運んではならなかったのです。そうした禁止事項を破るイエス様の言動に指導者たちは激しく怒り狂いました。

 もう一つ、指導者たちが腹を立ててイエス様を殺そうと計画した理由は、イエスが「神を自分の父である」と発言したことです。「わたしの父は今に至るまで働いておられる。わたしも働くのである。」とイエス様は自分と神を等しくしました。私は父なる神の息子であると言い切っているからです。これは、まさに神に対する冒涜でした。人の子である大工の息子イエスが自分を神だと言っているのですから、不敬罪にあたります。神は唯一なのに、もう一人イエスという人物が神なのでしょうか。
 そこで、イエス様はユダヤ人指導者たちに答えられました。その答えが19節です。
 「よくよくあなたがたに言っておく。子は父のなさることを見てする以外に、自分からは何事もすることはできない。父のなさることであればすべて、子もそのとおりにするのである。」

 息子は父親のやることを見て真似をしてやるものですねえ。今イエス様は天の父が安息日に癒しの働きをしているのを見て、病人を癒したのです。ですから、天の父が喜ばれることであれば、息子の私が同じことをするのは当然です、とイエスは言われました。

 ところで今日、私たちの心は人に対する怒りと憎しみでいっぱいでしょうか? それとも、天の父なる神様に喜ばれたい心を持っているのでしょうか。


 ( PBA制作「世の光」 2023.7.12放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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