2023/7/5放送
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
今週は、イエス・キリストがお語りになった例え話からご一緒に人生を考えていきましょう。
新約聖書ルカの福音書15章に書かれているお話を今しています。迷子になった羊、そして昨日は失くした銀貨の話でしたね。羊も銀貨も懸命に持ち主が探し出す姿が出てきました。それは、聖書の神様がどのようなお方であるかを示す例え話でもあった訳です。
この二つの例えには聖書が示す神様が、迷子の羊を、失われた銀貨を、まあそれは私たちを指しているんですけれど、懸命に探し出すお方であると教えているのです。
多くの人は、神様の方で失われたものを探してくださるなどとは考えません。普通は逆です。もっと自分が努力して修行して、やっとの思いで神様のもとに辿り着き、憐れみを請い求めることができるのだ、と考えるからです。
それは当時の宗教指導者たちも同じでした。彼らは一所懸命、戒めを守って、穢らわしいとされた人たちとの交際を断って、身をきよくして神様に近づこうと考えていた訳です。
ところがイエス様が話された例えの中では全くそうではありませんでした。迷子になり弱った羊を、また失くなってしまった銀貨を、懸命に探し求める人の姿が出てきます。その姿こそ聖書の神様の姿を表しているのですね。
このルカの福音書15章の例えは「福音の中の福音」と言われることがあります。なぜなら、私たちを懸命に探し求める神様の愛の姿がそこには豊かに示されているからです。そして実際に私たちを探し出して救いを与えるために神なる方が人となって来てくださった。それがイエス・キリストです。
ルカの福音書19章10節には、「人の子(イエス・キリスト)は、失われた者を捜して救うために来たのです。」とはっきりと記されています。
懸命に羊を探す人、銀貨を探す女性の姿は私たち一人ひとりに対するイエス・キリストの姿でもあるのですねえ。
あなたは今、さまよっていませんか? 失われた状態の中にいませんか? イエス・キリストはあなたを探して救いに導かれるお方です。
私たちはこのイエス様が差し伸ばす手に、あなたの手をぎゅっと握ってもらい引き上げてもらうことだけです。
「救い主イエス様。あなたを信じ、私の手を伸ばします。」と単純に応答することを求めてみませんか?
( PBA制作「世の光」 2023.7.5放送でのお話しより )
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