2023/6/30放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井誠です。
「継続は力なり」 日々聖書を手に取り心の糧とするなら、自然に養われてくるものがあるものです。
今日は「聞く耳と見る目」と題してメッセージをいたします。初めに聖書のことばをお読みします。
「聞く耳と見る目は、二つとも主が造られた」
旧約聖書 箴言20章12節
箴言の20章は、様々な格言が寄せ集められたような感じがします。しかし全体を貫いている大事な思想は、知恵、物事をよく理解し見通す力を持つことの大切さです。
たとえば、1節に酒に飲まれて失敗する人が出てきます。そのような人は知恵がない、つまり、自分の弱さを理解せず、酒に飲まれる性質をわきまえもしないと言います。
また、支配者や上司を怒らせる者、争い好きな人、収穫期に慌てる者、つまり期限ぎりぎりに慌てて仕事に取り掛かるような者、みな物事をよく理解し、先を見通す力がありません。
逆に物事をよく理解し先を見通す力のある人は、人の心の中にあることを上手につかまえ、汲み取る力をもっています。 「そうそう、それを言いたかったんだよ」と言わせる人が時々いるものですが、それは物事をよく理解し先を見通す力のある人と会話すればこそです。
そのような人は人を簡単に信用することもありません。人は誰でも悪くは言われたくないものでしょう。だから親切な素振り、誠実なふりをする、そういうものだと心得ています。なんでも簡単に真(ま)に受けないのです。
そこでそのような力に劣ると悩む時には、聞く耳と見る目を造って与えてくださった神を仰ぐことでしょう。
かつてモーセという人がイスラエルの指導者に立てられた時、自分は口下手なので指導者に相応しくない、と神の命令を拒みました。すると神は、「誰がモーセの口を造ったのか」と諭されました。神は人のあらゆるごまかしや嘘を見抜くお方です。その神が正しいと言われることを正しいとし、悪いと言われることを悪いとしていく。神に学ぶ心が大事なのです。
では今日もよき一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2023.6.30放送でのお話しより )
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