2023/7/10放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は、「もう罪を犯してはならない」という題でお話ししましょう。
初めにヨハネ福音書5章14節と15節を口語訳聖書で朗読します。
「そののち、イエスは宮でその人に出会ったので、彼に言われた、
『ごらん、あなたは良くなった。もう罪を犯してはいけない。
何かもっと悪いことが、あなたの身に起るかもしれないから。』
彼は出て行って、自分を癒やしたのはイエスであったと、ユダヤ人たちに告げた。」
さて、イエス様は神殿の境内でばったりと自分が癒した人と出会いました。38年も病気で苦しみ悩んでいた人でしたね。その時イエス様は彼を見つめて言われたのです。「体が良くなってよかったね。もう罪を犯してはいけない。何かもっと悪いことがあなたの身に起こるといけないから。」
この人が38年間、病気で苦しんでいた原因が罪や悪い行いだったということが分かりますね。すべての病が罪や悪い行いの結果であるというのではありません。しかし今日お話しているヨハネの福音書に出てくる病人のように、罪が根本的原因になって病になる場合があります。
罪とは、一つは法律的罪。二つ目は倫理、道徳的罪。そして三つ目が宗教的な罪。すなわち偶像崇拝の罪です。
有名なモーセの十戒の中で貪欲という罪が戒められています。これは人のものを欲しがる罪です。人の持っている財産を欲しがるのです。人の持っている妻や夫、恋人を欲しがるのです。人の持っている家畜や従業員や使用人を欲しがるのです。そしてこの貪欲は、やがて偶像崇拝という宗教的な罪となり、やがて法律的な罪を犯すことに発展してゆくのです。
ですから、少なくとも私たちの病気の背景に自分の内のわがままや貪欲の罪があることは否定できませんね。暴飲暴食や不摂生な生活のために病気になっている人は現代多くいるでしょう。ギャンブル依存症のために体を壊し、心を壊し、家庭を壊している人もいるでしょう。不品行によって病気になる人もいるでしょうね。ですから、イエス様によって心の罪を癒され、そして体の病も癒していただきたいのです。
( PBA制作「世の光」 2023.7.10放送でのお話しより )
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