2023/6/1放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
今週の箇所には、イエス・キリストがご自分の弟子を12人選ばれたところが記されています。
今日は、どんな12人であったかを見ていきましょう。
1人目は元漁師のペテロです。頭で考えるというよりも筋肉で考えるタイプです。漁で鍛え上げた腕っ節でイエス様を捕らえに来た兵隊たちに剣を抜いて戦おうとする喧嘩っ早い男。「あなたは生きる神の子キリストです。」と良(い)いことも言いますが、イエス様のことを「あんな人は知らない。」と3回も裏切る男がペテロでした。
次にペテロの弟アンデレ。彼はもともとバプテスマのヨハネの弟子でしたが、イエス様に出会った時に、「ああ、こっちが本物だ。」とわかり、すぐにヨハネから離れていく直感の男アンデレ。ヨハネの弟子にどう思われるかなどは考えない潔さがありました。
続いてヤコブとヨハネの兄弟。彼らはイエス様に「栄光をお受けになるときは、あなたの右と左に座らせてください。」とあつかましく出世欲丸出し。兄のヤコブは「雷の子」と言われるほどの短気。ヨハネはやがてヨハネ福音書を書きますが、ほかの3つの福音書とは全く違う書き方をし、俺は俺のやり方でやるという自分のことが大好きな芸術家タイプです。
さらにピリポ。彼はイエス様から「こんなに長くあなたがたと一緒に居るのに私のことが分かっていないのか!」と叱られる。どちらかというとボーっとしているタイプです。
そしてトマスは寡黙な男。非常に慎重で疑いながら斜に構えている感じです。
そしてバルトロマイ。名前だけです。何をしたかは全く出てきません。
そしてもう一人のヤコブも名前だけ。同じくヤコブがいるので、背が低かった理由で小ヤコブと言われる。もうちょっと他の言い方があっても良いんじゃないかと思います。
さらに取税人だったマタイ。
そしてイスラエルを愛する極右過激派集団の熱心党員シモンです。ローマの手先になっていた取税人のマタイとは合うはずがない人物。二人で遣わされる時には、一緒にすると一番まずい二人でした。
そしてイスカリオテのユダです。イスカリオテというのは、イスが「人」。カリオテとは「大都会」。「大都会の男ユダ」という意味です。彼は弟子集団のお財布を預かり、弟子集団の財政をまわした男です。できる男というならば彼が一番できる男でした。
イエス様が選ばれたのはこの12人でした。どうしてこんな12人が選ばれたんでしょうか。 続きは明日の朝にお話します。
( PBA制作「世の光」 2023.6.1放送でのお話しより )
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