2023/6/6放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
世界中で最も売れている本をご存知ですか? それは聖書です。とてつもない発行部数で、ギネス記録に認定されているくらいです。また、世界で最も多く翻訳された本でもあります。
一方で、「聖書って、とっつきにくい」「自分には関係ない」と思う方もいるでしょう。でもページをめくってみると、ことばも内容も意外なほど読みやすいんです。「無人島に本を1冊だけ持っていくなら?」という質問に、日本や世界の多くの著名人たちが「聖書」と答えています。聖書には救いのための知恵、人生を支えるメッセージが詰まっていますから、ぜひ読んでください。
ところで、その聖書の初めの一行は、こういうことばです。
「はじめに神が天と地を創造された。」 旧約聖書 創世記1章1節
すごいなあと思うのは、聖書は「神はいるのか、いないのか」というところから始まるのではない。最初からいきなり、「はじめに神が天と地を創造された。」と始まるんですね。「いるに決まっているでしょ!」ということです。そして、この世界も私たちも無意味ではなく、意味あるものとして神が創造されたということが語られているのです。
大先輩の牧師が若い頃、田舎で伝道をしていました。よく話を聞いてくれるおじいさんに聖書の神様を信じてくださいと勧めたところ、「ありがたい話だが、わしは日本人だから外国の神様は結構じゃ」と言われたそうです。そこで牧師は太陽を指して、「あの太陽、日本のものですか? アメリカのものですか?」と聞きました。
一体何を言い出すのやらという顔をしながら、「世界に一つだけの太陽を日本のものとかアメリカのものとか言ったらおかしいわい」と おじいさん。「そのとおりです。最高のお方、天地を造られたただ一人の神様を、日本の神様、外国の神様というのは変ですよね」。
もっともだと思ったおじいさんは教会に通うようになったそうです。そして、天と地を創造され私たちの救いのためにイエス・キリストを送ってくださったまことの神を信じる人になりました。
この世界はたまたまできたのではない。私たちも偶然に生きているのではない。ただ一人のまことの神が大切に造ってくださったのです。それをまずあなたに知ってほしいと神様は願っておられるのです。
( PBA制作「世の光」 2023.6.6放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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