goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書 123 - イエスの選び / 大嶋重徳

2023年08月15日 | Weblog

2023/5/30放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。

 今週の箇所、新約聖書ルカ6章には、イエス・キリストが「使徒」とも呼ばれるご自分の弟子を12人選ばれたところが記されています。

 イエス様が「使徒」を選び出されたのには目的があります。それはイエス様の身近に置くためでした。イエス様のそばでイエス様と寝食をともにし、神とともに生きるとはどういうことなのかということを生活を一緒にしながら教えようとされたのです。

 「弟子」ということばは「倣う者」という意味があります。信仰の歩みというものも自分勝手なスタイルでやるわけにはいきません。私たちにはこれまでの生きてきた自分の価値観、生活習慣、また人生で傷ついてきたそんな傷、その傷からくる歪みもあります。

 娘が産まれてすぐの頃です。明日にはいよいよ説教しないといけないにも関わらず、説教準備が充分に出来ていない。私には焦りがあって、少しだけ眠って早く起きて説教を作ろう。しかし生まれたばかりの娘が夜中に泣き続けました。思わず「うるさい」と大声を出してしまった自分がいました。その自分を見て娘が怯えたような顔で見てくる。クリスチャンになって、牧師にもなって、聖書を語りながら自分はいつまでも変えられていない。娘を抱きしめながら「ごめんね」と謝ったことを思い出します。変わらないといけない自分に気が付かされました。

 イエス様は私たちを身近に置くということを通して、イエス様ならばこういうときにどうされたのかということを経験させてくださいます。イエス様と時間を過ごしながら自分の生き方の欠けのあるところに気づき、自分の人生の傷のついたところが癒されていく。そして自分の語ることばが新しくされていくのです。生活の丸ごとをイエス様のそばで生きるという修練をしていくのです。

 「使徒」ということばは「アポストロス」。 「使命を与えられて派遣される者」という意味があります。イエス様はご自分のそばに生きているものをこの世界に送り届けようとされます。律法学者など自分に怒りを向けてくる人たちのそばにも神の愛を伝える人を送り込もうと計画されたのです。イエス様の弟子とは、神とともに生きる生き方の証をするために選ばれているのです。そして、あなたもその選びの中にあることを今週知っていただきたいと思います。


 ( PBA制作「世の光」 2023.30放送でのお話しより )


******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******  
 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする