goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたは休めていますか? 4 / 豊田信行

2023年08月10日 | Weblog

2023/5/25放送

 「世の光」の時間です。 いかがお過ごしでしょうか、ニューライフキリスト教会牧師の豊田信行です。今週、聖書が約束する安息について学んでいます。

 十戒の第四番目の戒めは「安息日を覚えて これを聖なるものとせよ」です。一週間のうちの一日を安息の日として覚えることを命じています。

 現代のイスラエルでは金曜日の日没から土曜日の日没までが安息日に定められています。金曜日、日没を迎えると公共の交通機関はストップしますし殆どの店は閉まります。熱心なユダヤ教徒の家庭では太陽が沈む前に、二本のろうそくに火を灯し、大晦日の夜カウントダウンをしながら新年を迎えるように、毎週毎週安息日を喜び迎えます。

 休日は待ち遠しいものですが、安息地は休日とは何が違うのでしょうか。安息日のヘブル語はシャバット「止める」との意味があります。金曜日の日没を迎えると仕事が途中でも手を止めるのです。大学入試の試験会場で試験時間が終わり試験官が大きな声で「はいそこまで。筆記用具を置いてください」と言うと、解答を書いている途中でも手を止めなければなりません 金曜日の日没は神様が全ての人に向かって「はいそこまで。手を止めて」という号令のようです。その号令には「後は私が引き受けるからゆっくり休みなさい」とのメッセージが込められています。

 「心配が尽きない」 「心配の種が尽きない」ということばがありますが、人は心配することをやめようとしてもなかなかやめることができません。「心配しなくても良い」と自分にどれだけ言い聞かせても、すぐに心配で心が一杯になります。なぜなら、「心配しなくても良い」と自分に言い聞かせても心配には行き場がないからです。」

 聖書の中でイエスは、「明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。」(マタイの福音書6:34)と言われました。神様は、「もう十分に心配しました。後はわたしにあなたの心配を預けなさい。」と言ってくださるのです。

 金曜日の日没が訪れるたびに「シャバット。手を止めなさい。」との号令に聞き続けるのは、尽きない心配を神様に預け、心配という労苦で心をすり減らさないように心を休ませるためなのです。イエスはいつでもどんなときでも、「あなたの心配をわたしに預けなさい。」と招いてくださっています。あなたの心配には神様という行き場があるのです。


 ( PBA制作「世の光」 2023.5.25放送でのお話しより )


******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******  
 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする